21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

第一印象で決まる、、、、、

2008年02月10日 10時42分22秒 | Weblog
 社会学書によると、出会って最初の30秒で決まり、その後、変えるのに2年から3年かかるモノ。それが第一印象である。

 入試・就職活動で面接を受けなければいけない方々にとっては、この第一印象をコントロールすることが大切にってくる。説明会等に参加する前に「服装自由」「合否・採用とは無関係!と言われても、説明会でもたれた印象は、先2年間は変えることができない。まぁ、全く印象に残らないような人は別として、存在感の強い人は自分の第一印象をうまく調整する必要があるわけだ。

 逆に面接をする側の人にとっては、この第一印象に流されない判断力を養う必要がある。特に現代は、面接の「攻略本」・面接対策の「専門学校」があるわけで、印象に流されてしまえば、「受験バカ」に引っ掛かることになる。しかも、その判断の間違いに気づき、自己嫌悪に陥るのは2年以上先の話になる。

 個人的には、人事担当者が「第一印象に流される怖さ」を知っている会社で働きたい。社内に「見た目・口先だけで仕事ができない人」が溢れていると、足を引っ張られるだけだし、職場の雰囲気もきっと悪くなっているはずだから。


一度持った第一印象を2年間以上変えられない構造はどうなっているのだろうか?

一説には、野生時代からの人類の本能と言われている。サバンナには、危険なライオンと安全なライオンがいるかもしれないが、一匹一匹それぞれを確かめていると、命がいくらあっても足りない。そのため、一つの印象を中心にして、間違いを犯さないようにするわけだ。

もう一説には、社会性の問題だ。会った直後に「話しづらい」という印象をもつと、その人には話に行かなくなる。そのため、実際に話をする機会が減り、また話すときに気を遣うようになり、「話しづらい」と言う印象が固定されるわけだ。後は、その人と「話しやすい」と思うほど時間をかけて会話・討論をする機会がいつおとづれるかと言う話だが、それが平均2年以上先になるのではないかと思う。


内定を取ることに焦りを感じていない就活学生のみなさん、服装規定のない企業説明会には私服で行くことをお勧めします。なんとなくですが、採用担当者の本性が見れて、実際に企業で働くイメージを持ちやすくなります。特に、人事担当者が私服学生を無視するような企業の場合、職場は肩書き・慣例にこだわる働きづらい空間だと言って基本的に間違いありません。