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穂高明『かなりや』

2018年11月10日 | 読書

穂高明『かなりや』



お寺の住職の大和尚とその孫の高校生の広海が周りの人達を癒していく、連作短篇集。

その癒し方がファンタジー要素があり、1作目を読んだとき、
ちょっと不思議な感じがしたのですが、
読み続けると、全然気にならなくなりました。

子供のころの虐待、仕事の辛さ、家族の悩み、友人の死、パニック症候群で
悩む主人公たちに寄り添って、生きようと前向きになっていく素敵なお話でした。

それぞれのお話は主人公は違いますが、少し繋がって、リンクしていくのも良かった。


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