喜多喜久 『ラブ・ケミストリー』
主人公は理系男子。
実験一筋だった藤村桂一郎は、女性に一目ぼれした結果、スランプに陥る。
失敗続きの彼の前に、カロンという死神が現れ、
何故か彼の恋の手伝いをしてくれているのだが・・・
ミステリー?と思っていましたが、全般的にファンタジーかな。
死神が出てくる時点で、ファンタジーですね。
謎の人物がいるのですが、それは誰か??という推理する部分では、ミステリーですが。
その誰か?というのは、途中で読めた!と思っていたのですが、甘かった。
それこそ、ミステリーですね。
今から思えば、伏線あったな。
理系ではないので、出てきた有機化合物?は、ちんぷんかんぷんでしたが、
楽しめました。
これでいいの??と思ってしまう箇所もありましたが、
作者の喜多喜久さんは、東大の薬学部出身で、会社員をしながらの作家さん。
それだけで、尊敬です。
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