原田マハ 『暗幕のゲルニカ』
パブロ・ピカソの『ゲルニカ』を軸にしたお話。
ニューヨークの国連本部のロビーに飾られていた「ゲルニカ」のタペストリーが、
突然、消えた。
誰が何故「ゲルニカ」を隠したのか?
MoMAのキュレーターである八神瑤子が「ゲルニカ」にまつわる陰謀に巻き込まれていく、現在のお話。
ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが見た、ピカソと「ゲルニカ」の作成の、過去のお話。
過去と現在が交互に展開していきます。
面白かったー
ずっと読みたかったのに、何故かすぐに手に取らなかったです。
もったいなかったから、かな?
ピカソは何故、どんな想いで大作「ゲルニカ」を描いたのか。
それがとても伝わりました。
ピカソ作品て、難しいというか、これは何だろう?よく分からないと思うことも
よくあったのですが、この作品を読んで、一気に身近に感じました。
後、愛人のドラ・マールも。
ドラをモデルにした作品を見たら、おっ!と思うだろうなぁ。
いつか、スペインに「ゲルニカ」を見に行こう~
(行きたい!ではなく、行こう~という決意です。)
度胸があれば、行けます!
私は仕事内容が変わって、長い旅行が難しくなりました。
近場ならなんとか行けそうですが、まあ日本も楽しみたいなぁとか考えています。
tabinosorsdayoさんはコンスタントに旅されて羨ましい。
スペインは、マヨルカやカナリアにも行ってみたい。できることなら欧州をバイクで駆け巡りたいです。この前、出川の充電旅でイタリアのピサからフィレンツェまでスクーターで旅してるの見て、行くぞ!って心に決めました。出川並みに英語できないけど度胸とグーグル先生いれば何とかなるだろうって。
本や映画の舞台となった所を実際に訪れてみると感慨もひとしおですよね。
私がマラガに行った時は、行く前にちょうど織田裕二主演の「アンダルシア女神の報復」が上映されていてスクリーンで観た景色と比べたりしました。
トスカーナで宿泊したペンションが、内田康夫著浅見光彦「貴賓室の怪人」の舞台となった宿で、ダ・ヴィンチや「聖骸布」が絡んだ謎とき話でした。
ところでtabinosoraさん、久しく海外旅行に出てないのでは?
私も2年キャンセル続きで、今年こそヨーロッパに行きたーい!
こういう作品を読んで、もっと絵画鑑賞を楽しみたいです!
オススメです~
スペイン、行きたいなぁ。
ずっと、ピカソの作品の良さが分からず、パリのピカソ美術館に行っても、ピカソの生誕地マラガのピカソ美術館に行っても、マドリードのソフィア王妃芸術センターに行ってゲルニカ見ても、ポカーンと見てるだけで、絶対ピカソさんとは、友達になれないと思ってました。
この本を読んだ後に、ゲルニカを見たかったです。
ピカソは絵画鑑賞ではなく、ピカソという事件の目撃者になる、という言葉が刺さりました。本当そうだと思います。ぜひマドリード行ってください!
ゲルニカを調べてみたらMoMAに保管された時もあり今はマドリードの美術館に所蔵されてるようです。
マラガのピカソの生家と美術館には行きましたアンダルシアの素敵なところです。バスクのゲルニカ市街とともに訪れてみてはいかが。