自由に気まま生活

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森絵都 『永遠の出口』

2010年01月19日 | 読書

森絵都著 『永遠の出口』。

主人公、紀子が小学3年から高校卒業までの頃の話を回想している小説。
少しずつ成長していくのが分かります。

すべてとは言わないけれど、すごく共感できることがあったり、
そういえばそうだったと自分のことを思い出したり。
小学生の時は仲間のことで悩み、
中学生の時は家族のことで悩み、
高校生の時は恋や将来のことで悩む。

色んな話がありましたが、ふと思い出したことがあります。
小学高学年の時の章で、担任が依怙贔屓をする先生になってしまう。
それで学校に行きたくなくなるクラスメートもいます。
こんな先生最悪ですね。
担任の先生次第で学校生活も変わってきます。
弟が少しそうだったみたいで、朝学校行くのに家を出ようとせず、
家を出ても近くの公園にいたりした、らしい。
らしい、というのは私がその話を聞いたのはかなり後のことでした。
今更弟に原因を聞くことはないですが、担任の先生が変わった途端、
そういうこともなくなったようですが。

どんな未来でもありえた、と後になって思うのですが、
確かにその通り。
これからもそうだと認識。