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東野圭吾 『どちらかが彼女を殺した』

2010年01月14日 | 読書

東野圭吾著 『どちらかが彼女を殺した』

加賀恭一郎シリーズ三作目。
ですが、主役は殺された妹の兄で警察官である和泉康正。

妹から「お兄ちゃん以外、誰も信じられなくなる」と電話がかかってくる。
その翌日帰ってくると約束したが、帰ってこず、
嫌な予感がした和泉は妹の家に駆けつけるが、妹が死んでいるのを発見する。
自殺に見せかけているが、殺されたのではないかと疑い、
警察を呼ぶまでの間、残されている証拠品を隠し、自分で犯人を探そうし、復讐しようとする。

そこに駆けつけたの警察の一人が、加賀。
自殺だとほぼ断定する警察だが、加賀は疑う。
復讐しようとする和泉と、事件を明らかにし和泉を止めようとする加賀。

この二人の対決?も見ものですが、
容疑者が二人おり、読み終わってもどちらが犯人がはっきりしておらず、
読者が推理しなければなりません。
袋とじに解説があるのですが、それを読んでもいまいちすっきり出来ず、
ネットで検索しました…
この趣向も面白いです。