以前,素敵な先輩から教わったんだけどね,
「『わからない』という言葉は使わないほうがいいの。それを使うことで,自分の可能性に制限をつけてしまうから。人間は,顕在意識に上らないだけで,潜在意識で理解しているはず。」
そう聞いてからは,
誰かの個性的な考えを聞くときにも,
難しいシンポジウムを聴くときにも,
早々と,「分からない」とするんじゃなくて,
自分の微細な感覚を,サーチ&フォーカスするように心がけているよ
それって,何をしているかって言うとね,
話の具体的内容が理解できなくても,キャッチできることがあるってことなんだ。
それはね,その話し手の人物像
「私は,こういう人です。」ってメッセージは,必ず,伝わってくる
歴史を語っていても,
哲学を語っていても,
その語り方,言葉の選択,表情,目の様子,体の状態,声の状態・・・なんかで,
その人が,そのときに押し出したい,その人らしさを受け取れば,
内容がフォローできなくても,
気の利いたことを言ってあげられなくても,
お互いの中に,理解した実感と,理解された実感が生まれるから,不思議だよね
たぶんね,
エネルギーの読み取りなんだと思う
その人の発するその人らしさに,チューニングすれば,
その源から,情報がやって来るから,
その人が言葉で伝えようとしていることが,
言葉以前のエネルギーの状態のまま,聞き手にインポートされるんだよ
だから,
自分が誰かにメッセージを伝えたいときには,いつも,何を言うかじゃないんだって思う
どんな文脈の中で,どんな質感のエネルギーを発したいか,
そのビジョンを決めておけば,
ふさわしい言葉が自然と口をついて出るようになっているんだ
美しく話すことの前に,必要なこと
今,ここで,私はどうありたいか,それを選び取ることなんだと思う
そして,人の話を聞く時には,
言葉の奧にあるものを,いつも見つめていたいよね
スピリチュアルカウンセリングサロン「フォルテネージュ」