誰かの行動が受け入れられないとき、
その行動に、根本からの変化をもたらそうと思ったら、
その人が持っている価値観や信じていることに働きかけることが不可欠
行動だけをコントロールしようとしても、
一時的な変化だけで、また元に戻ってしまう
だって、行動の根本には、価値観があるから
たとえば、あなたに子どもがいるとして、
その子が、なかなかやるべきことをやらないでいるとする
学校の宿題とか、決められた家の手伝いとか、
伸ばし伸ばしにして行動しないとする
そんなとき、
親のあなたは、
しばらく様子を見ながらも、改善の兆しがなければ、
「宿題、やりなさい!」って叱るよね、当然
で、子どもはしぶしぶやるか、反抗するか、
いずれにしたって、
叱られて何かやることが楽しい人なんて誰もいないんだ
その子は、こう考えているのかも知れない・・
「ボクなんて、どうせダメな子だもの。」
もし、そう思い込んでいるとしたら、
「ダメな子」ってのは「何事もちゃんとできない子」のことだから、
ダメな子のボクは、宿題しない、お手伝いしない・・・
こういうことって、本人も無意識のうちにやっちゃっていることって案外ある
そして、叱られて、落ち込んで、
ますます、「自分はダメな子だ」っていう幻想を裏付ける現実を創り続けていくんだ
そうであれば、
「ボクはダメな子」から、「ボクはステキな子」に変わるような働きかけをするのがいいよね
ひとつの方法は、
好きなこと、得意なことを見つけて、光を当ててあげる
何でもいいんだ
その子を、さりげなく、でも、他の人のいる前で褒める、とかね
「笑顔がいいね。」
「ご飯を美味しそうに食べてくれて、お母さん、嬉しい!」ってのもアリだよね
もしくは、皆の注目を集めるような立場に置くのが効果的なこともある
そうやって、自分の中にステキなところがあるってことに気づかせていくと、
自己肯定感ってのが生まれてきて、
自尊心ってヤツに育っていって、
そこまでいけば、
自然とやるべきことをやるってことに結びつく
「この素晴らしいボクが宿題をやらないなんて考えられない!」
その行動がどこに端を発しているか、
その源は、必ず、その人が、考えていること、信じていることであって、
その信念に照らし合わせれば、
人間は、誰も間違ったことをしていないし、最適だと思う行動をしている
何かを無理矢理やらせようとせず、
ただ、何を信じた結果そうしているか、って視点を持つだけで、
相手にとっても優しい対応になるし、
理解し合える一歩になると思うんだ
ハートサポートサロン「フォルテネージュ」
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