月の周期でヒーリングを送っています。
祈りの最中に受け取ったヴィジョンと言葉を記します。
白いチュチュ。
バレリーナの片脚が、90度に挙げられた。
舞台はサーカス、ブランコの上。
彼女はくるりと舞って、
勢いをつけて飛び出した。
弧の先端の中央は、
密会の場所だったはずなのに、
ふいにそこでブランコは消え、
彼女は真空に取り残される。
ポーズをとったまま、ひとり。
凍りついて、
文字通り、凍りついた空気が、
彼女を取り囲むから、
彼女はそこに留まり、
うねり、切り裂き、踊りは続く。
そこにある、たおやかな視線たちが、
一瞬一瞬、
可能にし続ける。
そうであるに過ぎない蓄積。
「持っていないものに重みを与えるのは誰だ?」
授かりし調べは、霧のあとさき
静まる高瀬 的を射た昨夜
転がります、私たちは。
まずは、まともの宮の中で、
羽根をつくろう双魚となって、
あちらとこちらに旅に出よう。
白い私と黒いあなたは、
モンマルトルの向こうの島で、
白いあなたと黒い私は、
砂嵐のナミビアの橋で、
斜めに崩れ折りながら、
空に、打ち出の小槌を見る。
どうやら、今夜はマッスル・ショーだ。
遠く離れたスィーツ気分。
月の祈り人 つばき りよ