「どうして、私にばかり、こんなことが起こるのでしょう?
世の中の人は、気楽に幸せそうに生きているっていうのに、
どうして、私には、こんな、普通じゃないことばかり、起こるのですか?」
あなたは、私の目の前で、
憂いに満ちた表情で、訴えたよね。
私は、もちろん、答えなんて、あなたに示してあげられるはずもなかった。
幼い頃からの親との関係、
仕事するようになっても、仲間に恵まれず、
同じことをしても、自分ばかりが責められ、
親しかった人は、会った数日後に自ら命を絶ち、
赤の他人から危険な目に遭わされたこともある、あなた。
おまけに、
童女に戻った母の面倒をみなければならなくなったんだよね。
自分ばかりが、幸せから遠い気持ちがしていたんだよね。
私が感じていたのは、
あなたの強烈なまでに輝く個性と、
「戦士」として人体能力を極めた過去世と、
世の常識と闘う「天才の苦悩」だったから、
あなたが自己卑下するのが、どうしても、嫌だった。
自分を無能と感じれば感じるほど、そうなっていくのは必然だから、
あなたに、自分は天才だと思って欲しかった。
人並み外れた器と能力のあるあなただからこそ、
人並み外れた経験をするということを、心から信じて欲しかった。
人並み外れたご自分の人生を、あなたに、愛して欲しかった。
でも、そういう私の思いがあなたに響かなかったのだとしたら・・
私は、あなたを変えようとしていたのかも知れないね。
現に、あなたが出した答えは、
「悩み続ける」ということだったのだから。
あなたは、暗闇の中から、
自力で出てくる人なんだ。
衝動と閃光に、後押しされて。
誰かが引っ張り出すのではなく、自分自身の瞬発力でもって、自分を押し出すしか、ないんだ。
そのチカラで、あなたは誰かを引っ張っていくんだから、
今は、そのチカラを、養っているときなんだね。
今、あなたが混沌を味わっていることを、
私は、心から、祝福できるよ。
新しいことは、ぐるぐる回るところから、始まっていく。
花火の美しさは、漆黒の闇があるからこそ、ひきたつんだよね
スピリチュアルカウンセリングサロン「フォルテネージュ」