１０年以上前、
飼っていたハムスターが
私の手の中で死んで、
わんわん泣いて、
桜の木の下に埋めたんだけど、
そのとき、夫は、
私に同じ悲しみを二度と味わわせまいと、
次に飼う動物が、最期を迎えるときは、
必ず、自分の膝の上でと、
心に決めたらしいんだ
そして、その意図どおり、
フォルテは、彼に抱かれて天国に召されたよ
夫がそんなこと思っていたなんて、
ずっと、知らなかったんだけどね
私が公務員の仕事を辞めて、
自宅で仕事をするようになったときも、
彼が真っ先に思ったのは、
「ああ、これで、フォルテに寂しい思いをさせなくてすむ」
ってことだったんだって
それまでは共働きで、
一日１２時間ほど、一人にさせていたから、
可哀想でならなかったんだよね
こんなふうに、
彼の心には、身近な者への思いやりが次々自然に溢れてくる
私は、世界中の誰よりも、
そのことを、知っていて、
これまでも、これからも、
それを、ずっと、見守り続けるのが、役割だと思っている
外側にその形が見えなくなったということは、
その本質が
内側に移り住んで、息づいているということだ
あの美しさを
あの誇り高さを
あの強さを
私は内側にいま携えてる
“キミがいないこと”より
“私がいること”が浮かび上がってきたよ
ぽっかり空いた穴の縁を
指でなぞらえていたら、
穴を存在させてるのは本体だと気づいた
穴の空いてないところがなきゃ、
穴は空かないものね
私はどんな闇にもぐろうと
そこから何かを
見つける自信がある
それがどんなに深い闇でも
自分の内なる光があれば、
辺りがよく見えるはずだから
大切なものとの別離は
人とのつながりの中でダンスするパワーを
ぐんと育ててくれるんだね
この圧倒的な喪失感を、
私は、ちゃっかりと、魂の糧にしよう
太古の昔から、
さまざまなパターンで、繰り返されてきた、
この普遍的な感情は、
けして珍しいものではないけれど、
いまの私と、そっくりそのまま、同じ体験をした人は、いない
だから、いまの私の思いによって、
人類全体の「喪失体験」という心の財産が、
より豊かさを増していることを、
しっかりと、とらえていよう
胸が張り裂けそうだった死の場面や、
この１１年半の時間そのものであるフォルテを想い出して、
一日のうち、何度も、あふれる涙を止められなくなるけど、
私は、勇敢に、その中に、入っていこう
そして、いまや、
いつでも、どこにいても、感じられるようになった、
その、キュートでクレバーな愛の波動と、
共鳴し続けていよう
ハートサポートサロン「フォルテネージュ」
２０１２年４月２０日（金）午後１時２０分頃、
フォルテネージュのセラピスト犬、フォルテが、
１１歳７ヶ月の若さで、亡くなりました
４月の初め、肺炎の症状を起こし、
肺ガンと診断されてから、５日という、早さで、逝きました。
ほとんど食べられなくなり、
ほとんど歩けなくなり、
酸素ハウスの中でさえ、荒い呼吸で、
黄泉の国の入り口をさまよい、
強い意志で、また戻ってきたこともありました
最期には、大好きなお散歩コースで、
主の腕に抱かれながら、事切れました
実際、彼の選んだ旅立ちの時は、
私たち家族にとって、
まさに、ここしかないという、完璧なタイミングです
これからは、セラピスト犬ではなく、
フォルテネージュの守護天使となって、
セッションをサポートしてくれると、約束しました
「誠実に誰かを守る」ことが天命の、
とても、賢く、見目麗しく、誇り高き魂は、
いまや、時間と空間の制約を解かれ、
家になり、車になり、主のハートに重なり、
あちこちに、同時に存在しています
物理次元にいる私たち家族は、
その極上の毛並みに触れられないことを、
その愛らしい瞳が覗けないことを、
その感度のいい大きな声が、聞けないことを、
たくさん悲嘆して、
涙を流し続けました
そして、これからも、折に触れて、そうすると思います
でも、
桜新町が一番美しい、
この八重桜の季節に、
フォルテが天国にお散歩に出かけた事実は、
心からの祝福に値する、
尊き出来事であることも、
決して、忘れてはいません
ハートサポートサロン「フォルテネージュ」
だって、地球は、
いままで何回、セルフターンしてきたと思う？
何回、太陽のまわりを旅してきたと思う？
あなたの心臓は、
生まれてこのかた、
いくたび、血液を全身に向かって送り出した？
肺は何度収縮を繰り返しただろう？
大切なことは繰り返す
だから、あなたの繰り返しは、神聖だ
何でもないそのことを、
自分のカラダの真っ正面に据えて、
もくろみなく、
ただ、そのためにだけ、やるかどうか
誰かを喜ばせようと思うのでなく、
返事を期待するでもなく、
働き者と思われようでもなく、
ただ、それを、全面的に、やるかどうか、
これだけで、
普通が特別に変わるんだと思う
それに、私たちは、
去年のいま頃、気づいたじゃない？
ずっと続くと思っていたことが、
じつは、そうじゃないんだってこと
何日か前に、
異次元へ消えたCDが、戻ってきたの
あるCDケースの中に重なって入っていた
「ずっと、そこにあったんじゃないの？」
って、言われそうだけど、
絶対、絶対、そうじゃない
そこは何度も探して見たの
でも、それと入れ替わりで、
アクアマリンのペンダントヘッドがなくなったんだけど、
あれは、お役目を終えていたから、
私が消した気がしてならないな
なくしたものがあれば、
出てくるものがある
私たちはなぜか、なくしたものにばかり注目しがちだけど、
出てきたもの、
あるいは、現れたものって、結構、あるのよね
あるとき、
何度も訪れてくれているクライエントさんから、
開設当時からサロンにあるセレスタイトについて、
「あれ？この石、ずっとここにありましたか？」って聞かれたんだけど、
彼女の宇宙ではそれはそれまでなかったんだ
そして、そのとき、突然、現れたんだ
探し物をしているとき、
「あれ～、どうしてもないよ！」と言って、
誰かに助けを求めようとした直後、
目の前に現れたりすること、あるじゃない？
あれもそう
それまでは、確実に、なかったんだ
そして、
助けを求めた瞬間、自分でそれを物理化した
あるいは、他の誰かが「あるじゃない、ここに！」と
それを見ている波動を出したのに同調して、
自分でも、瞬時にそれを、創りだす
違う言い方をすれば、
その存在のあるパラレルワールドに瞬間移動した、でも、いいよね
何度も見て、ちゃんとなかったんでしょ？
じゃあ、ホントに、そのときはなかったんだよ
自分の感覚は、信頼するものさ
だって、私たちは、
ひとりにつきひとつの、それぞれの宇宙に住んでいて、
しかも、瞬間瞬間、別の宇宙に飛び移り続けてるんだから
ハートサポートサロン「フォルテネージュ」
トランスパーソナル学会主催のイベントのお知らせです。
日本に初めて、ニューエイジ、トランスパーソナル心理学などを
体系的に紹介した、吉福伸逸氏の講演会です。
早大文学部中退後、バークレー音楽院に留学、ジャズベイシストとして活動後、
カリフォルニア大学で東洋思想、サンスクリットを学び、
ニューエイジ思想、ニューサイエンス、
トランスパーソナル学や、タオ思想など、次々と、日本に紹介してくださいました。
１９８９年からハワイに在住ながら、
現在、著述や翻訳の他、
セラピストとして、日本でもワークショップなど開催されています。
そのカリスマ性、シャーマニックなアプローチはかなり魅惑的、
多くの熱狂的ファンを魅了してやみません。
本物のスピリチュアリティの探求に興味をお持ちのかたなら、
一度は会っておきたいかたではないでしょうか。
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日時：２０１２年４月８日（日） 午後１時から午後６時（１２：３０開場）
場所：杉並区立産業商工会館
ＪＲ阿佐ヶ谷駅徒歩５分、丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅徒歩５分
会費： 学会員４０００円 一般５０００円
学会員でなくても参加いただけます。
下記より事前予約のうえ、お越し下さい。
http://transpersonal.jp/archives/2804
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あなたのなかに、
矛盾するふたつのことが
同時に存在しているとする
たとえば、
邁進と躊躇とか、
平穏と好戦とか、
受容と拒絶とか、
愛と憎悪とか、
「普通、どっちかでしょ！」って思うふたつが、
同時に、はっきりと、
存在しているのを感じるとする
そんなとき、
決めようとしないでいいの
どっちかを選ぼうとしないでOK
だって、そのふたつは、
結局、同じものだから
同じエネルギーが、
ときに、愛に見え、ときに憎悪に見える、
それだけのことなんだ
正体は、
ただ、ひとつのエネルギーのプロセスがあるってことなの
だから、そのふたつに見えるひとつとともに、
しばらく、漂ってみる
そのまま、白黒つけずに、流れてみる
どちらかを黙らせようなんてせず、
ただ、矛盾とともに、混沌と、
曖昧に、不明瞭に、過ごしてみる
それは、中途半端な感覚をあなたに与えるかも知れないけど、
その中途半端を味わうことこそ、完璧ななりゆきなんだ
どうぞ、
宇宙の豊かさを堪能してみて
そして、時がやってくると、
突如、あなたは、突き抜ける
こっちか、あっちか、って次元を超越する
前触れなく、
いきなり、全貌が見渡せる
何回も来ているけど、
全体像が分からなかった駅の構造が、
あるとき、パッと把握できる、あの瞬間のように
あなたが探そうとしなくても、
それのほうから、あなたを訪ねてきてくれる
そのときに備えて、両手を広げて、
抱きとめる姿勢だけは、
いつでも、取れるように、しておいてね
ハートサポートサロン「フォルテネージュ」
私もあなたと同じように、
一生懸命、生きているから、
ときに、
誰かから怒りをぶつけられるし、
覚えのないことで責められることもある
そういうときは、
私が、かつて、誰かに怒り狂ったり、
誰かのせいにして責めたことを、思い出す
そして、
じつは、
ホントに痛くて、悲しいのは、
そういう命のほとばしりが、
なくなってしまう、ということだよね・・・
そんなことを思っていたら、
サロンの、クライエントさんが座る椅子の下で、
ほんとに、ちっちゃな、雪の結晶を見つけたの
あ、もちろん、ホンモノの雪じゃなく、
結晶をかたどった、
透明なシールのような、
直径３mmほどの、雪の結晶・・・
まるで、フォルテネージュのインプレッサから、
一粒、こぼれ落ちたかのように、
床に落ちていたんだ
どこからやってきたのか、
クライエントさんが運んでくれたのか、
まったく、検討がつかないんだけど、
私は、
私のラッキーモチーフになっているそれが、
こんな小さな一片にも、
ちゃんと完璧に表れているのを、
うれしく、ぼんやり、眺めていたの
どんなものごとの中にも、
この完璧さを見ることを、
思い出しながら、ね
（写真は、ピンボケで残念・・・
）
