またまた新人さんです。
顔出しはNGの緑川さんです。
吉祥寺を中心に活動してる絵描きさんのようですよ。
よろしくね。
こちらは、そろそろ日本全土をまたにかけはじめたカミクボくんです。
地方でのひと稼ぎに、小さな子たちを大量生産中。
逆さにすると、ぐい呑みになります。
なるほど、手に取りたくなりますね。
さて、窯詰めです。
極端なものをつくる人物が多いので、いつもながらに苦労させられます。
極端・・・です。
日本一変態性が・・・いや、個性が強い陶芸教室、と言っても過言ではないでしょう。
いつもなぜか天井スレスレいっぱいになる、月末の素焼き。
窯出しは明後日の予定です。
が、釉掛けはそんな焦らんと、みんなちょっと落ち着いてたのむ。
10月のお休みはこんな感じです。
週末の前・後半入れ替え、事前ご予約のシステムは継続しつつ、最大入室人数をひとり増やして7人に改定させてもらいます。
ワクチン接種人口も増えてきたし、この季節は、窓、入り口がフルオープンの風通しスカスカなんで、安心してきてね。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
日々、身のまわりで様々な事件が起きている件。
イクラの醤油漬けをタレから引き上げた件。
白メシにたっぷりのっけてぷちぷちワシワシ食うたった件。
残ったつけ汁がもったいないんで秋鮭(母親か)を投入し、いつか親子をメシ碗の中で再会させてやりたいを願う件。
工房の急須からお茶が美しい放物線を描いて飛び出す件。
しはんの普段使いの巨大湯呑み(抹茶碗ではないようだ)の貫入が育ってきた件。
器面を走るヒビにたまる茶渋をありがたがる文化が奇妙すぎる件。
ビーサンをムジのお部屋履きに変えてみたらめちゃ心地よかった件。
振り込まれた印税の知らせをバカな出版社がいちいち葉書を使って二通ずつ送ってくる件。
手取り212円の印税のために推定128円を費やす意味がわからない件(こここそデジタルにしろ)。
「ドップラー効果とチェレンコフ光」をググったら黒田女史の工房作品がなんの違和感もなく溶け込んでた件。
よめはんがリモートでしはんの書斎を使いはじめたらたちまちめちゃくちゃな乱れ方になった件。
リモートで運動不足のよめはんがついに機械的筋肉作用のやつに手を出してしまった件。
そんな日もあんな日も変わらずお箸をかついでくれてる件。
同じことの繰り返しの中で日々小さな小さな更新が行われてる件、でした。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
元気な天才、なっちゃんです。
今日も今日とて、ろくろ修行。
工房では、風船構造の作品が大人気。
ろくろでもできちゃいます。
フタをつかみやすいように、しのぎによる引っ掛かりづくり。
使い勝手まで考えた、キャンディストッカー(アメちゃん入れ)。
つくり方は高度です。
ろくろで筒挽きをして、抱え込み。
柄ゴテで胴部を張らせまして・・・
ええと、ちょっと画づらが飛びますが・・・首を絞めてお口をつぼめてから、「神のいぶき」を吹き込み、生命感を与えます。
禁断のキスシーン、撮ったったー。
張り張りの風船がいっちょ上がりです。
・・・いや、よんちょ上がってました。
そしてハンパ乾燥からの〜、しのぎ。
刃の入れ口をスパッとくっきりね。
うむー、まるで精密に噛み合う歯車のようではないですか。
際立つ陰影・・・
いい仕事してますね。
この天才児、ただの感性派ではなく、執念と根気のひとでもあるのです。
ぱかっ。
断面の成形もクリア。
傑作ですな。
しかし、ここで終わらないのがこの子。
修行はつづくよ、どこまでも・・・
もっともっとうまくなれい。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
ファンシィさんたちも焼き上がり。
高島屋での展が近い大沢さんは、クマさん箸置きを検品。
クリスマス向けの作品サンプルもチェック。
ゴーサインが出たら、大量生産だあ。
ハモニコさんは、作品に押すハンコと、ハンコ置きをつくりました。
形と数が合ってない・・・
これは・・・一輪挿しを兼ねた重石、ということのようです。
いちいち独創的。
陶板作品は圧巻。
感性豊かなピアノシリーズ。
秋は展覧会シーズン。
じゃんじゃんつくらんとー。
陶芸怪人の横山くんは、川越のギャラリーに置かせてもらう「コスモス用の花瓶」を量産。
30センチ越えのこれら全部が、手びねり作品です。
ふむむー・・・
自由で伸びやか。
ものをつくるヨロコビにあふれてますね。
「たのしいー!」の気持ちを陶芸で表現してくれる工房生たちを、まぶしく感じます。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
がおーっ!
季節ものといえば、干支づくりです。
来年の干支は、寅ですってよ。
気の早い河鍋さん家の玄関飾りは、すでに焼き上がっちゃってます。
いやいや、早いに越したことはありません。
孫のほのかちゃんも、オリジナルタイガーづくり。
かわいいのができました。
なに持ってんの?
お肉・・・だそうで。
ステーキと原始肉、気分に応じて。
宮下さんの護国タイプも出来上がり。
これで年末にあわてる必要もなく、ひと安心です。
陶芸は作品を中空にしなきゃいけない、と昨日書きましたが、これら全部、中が空っぽの風船状態の作品です。
実の部分をくり抜いたり、徳利の首をつぼんで空気を閉じ込んだり、お碗同士を伏せ合わせたり・・・
みんな工夫して、作法を通してくれてます。
手の作業であると同時に、時脳労働でもあるのですね。
つくり方への理解が進むとともに、技術が高まり、さらに創造性がひらきます。
やっぱ人類に必要だわ、陶芸。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
山田くんです。
今日も元気に陶芸してます。
小鉢ですかね?
ていねいな仕事っぷり。
いやいや、そいつをふたつつくり、合わせてくっつけちゃいましたよ。
これがほんとの、鉢合わせ。
できました〜!
たま〜。
いやいや、大事なのはここからですから。
細工のために、ポイントを下書きし・・・
くり抜いていきます。
・・・みなさん、もうおわかりですね。
ハロウィンカボチャの出来上がりです。
陶芸は、中身を空洞にしなきゃならない(さもなきゃ、バクハツする)のでつくるのが大変ですが、やりきりました。
ちょっと山田くん自身に似てますね。
10月末のやつは、9月中につくらないとね。
みんなも、季節ものをつくるなら早め早めに動いてね。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
さて、最新の焼き上がり作品の傑作選です。
なっちゃんのスイカ皿。
鮮やかに果肉が発色。
こちらの色彩も鮮烈。
赤白土の陰陽豆皿は、岡村さんの作。
二種類の土を、ぺたーん・・・
つくり方が想像できます?
裏面。
色を片側に塗ったとか、釉を左右に掛け分けたとか・・・そんな二次元技法でない、土のコントラストを生かした立体造形。
過程を理解したらうなずける、クリアで奥深い表現方法です。
いやいや、絵画表現もナメちゃだめ。
趣深いプリミティヴな絵付け皿は、大沢さんの。
シンプルなゴスのラインで形を引き締めたのは、なっちゃん。
ゴマ塩土、人気かな。
ろくろの造形で勝負は、黒田さん。
五枚、見事にそろいました。
またまたお菓子でサイズ比較。
ここまで上手に挽けると、ろくろも楽しい。
マーブルチョコ的なドットも、いいアクセント。
ついに作風を自分のものにしたぞ!
みんな、自己表現にもっともっと執念を〜。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
ワクチンを打って二週間がたったので、よめはんの実家に挨拶にいきました。
北欧建築研究家の父ちゃんが設計した、かっこいい外観のお家です。
中から覗いた新街道。
書家のばあちゃんの大作。
ばあちゃんの最高傑作。
よめはんの卒制。
しはんのビアジョッキ。
美術館にでもいった気分です。
恒例となった、イクラの醤油漬けづくり。
高い、高い、なんつってるうちに、もう食べられなくなってしまうかも。
漬けダレは、お醤油2、お酒2、味醂1と、秘密の隠し味を小さじ1。
漬けたったー。
こちらは満ち満ちナウ。
新人さんのご紹介〜。
ヨガの先生の橋本さんです。
会員番号は292番。
沖縄移住で自給自足を考えてる、気のいいおねえちゃんです。
ヨガを体得するためにバックパックでインドに出向き、循環型生活を学びぶために長野で合宿を張り、ヤギのお乳の勉強をするために図書館に通い、陶芸の技術を身につけるためにわが工房に(なんだか徐々に近場ですませてる気が・・・)、ということのようです。
よろしくね。
みよこさんです。
子供をおうちに置いてきて、いよいよあこがれのろくろに挑戦。
これが人生一作目!
半日でコロシから成形技術までを叩き込むのが、森魚メソッド。
根性とバイタリティでこの難関を乗り越えれば、あとはひたすら自己研鑽と成長の楽しいろくろライフがひらけます。
励むべし、ろくろ組〜!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園