初日

サッカーが、日本代表が・・・と世間はすごい喧騒ですが、こちとら展覧会でバタバタです。
初日、車で搬入の様子。


二人展の相方、モリーさんです。
イラストレイター「ハモニコ絵本」の名を世間に轟かしつつあります。
ええ、おそらく天才です。


さて、おなじみとなった川越「やまわ」さんの、表玄関入ってすぐのご挨拶棚。
モリーさんの作品が、あなたをお迎えいたします。


そして、モリーさんブース・・・というか、レコードのワゴンセールのような趣の作品陳列。
お客様はみんな血走った目で、指を突っ込んでパタパタ・・・掘り出し物を探ります。
一枚は持っておきたい、天才の筆による一枚。


ええ、掛け値無しに天才です、モリーさん。
在廊時間を終えて、さあ帰りましょ、となったところで、はた「車を止めたパーキングの場所がわからない！」と言いはじめる。
わずかに残る記憶を全力で紐解くも、天才なので、ぜんっぜん思い出せない。
小出しにくださるヒントときたら、「うなぎ屋の前を通った」「５１号線を通った」「道の両サイドにパーキングがあった」といった細切れのワードのみ。
それでもしはんの奇跡の推理で居どころを探り当て、無事に車に乗り込めたはいいが、今度は「スマホのナビを見るためのつなぐ線がない！」と言いはじめる。
彼女は天才なので、ナビ無しには絶対に家にたどり着くことはできない。
充電しようと取り外し、そのまま店に置いてきてしまったらしい。
スマホのバッテリーの残量は、わずか４％。
ナビを使いたいのなら線ごと取り外すことはやめるか、取り外すならちゃんと充電すればいいのに、と思うのだが、天才だからしょうがない。
つわけで、うろうろした挙句になんとかさ迷い込んだコンビニで、新しい線を購入。
そうしてついに発進したはいいが、今度はどういうわけか、ナビの案内で、絶対に車が入るべきではないとおぼしきおびただしい人通りの繁華街に突入。
前にも後ろにも逃げ場がないんで、せまい路地へとハンドルを切ると、眼前にはチャリの路上駐輪がサイドから雪崩れおり、にっちもさっちもいかない。
必死にチャリをどかしどかし、ギリギリすれすれに進んで進んで、ようやく駅前に出ることができました・・・という大冒険譚。
歩いてわずか１５分という「やまわ→本川越駅」間の距離で、これほどのドラマを見せつけられるとは。
天才の所業をまざまざと思い知る初日と相成りました。

東京都練馬区・陶芸教室／森魚工房 in 大泉学園