あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

アンコール遺跡群巡礼記(その6:バンテアイ・スレイ彫刻編)

2016年12月26日 | 旅行記

前の記事 アンコール遺跡群巡礼記(その5:バンテアイ・スレイ建物編)→ 

千年以上も前に建設されたバンテアイ・スレイですが、彫刻の美しさも目を見張るものがありました。
それぞれの彫刻はヒンドゥー教を描き、彫刻は掘りが深く、ほとんど赤色砂岩で造られており、アンコール遺跡の中でも群を抜いて洗練され優美であるといわれています。
建物の壁という壁に彫刻が施されていて、保存状態がよく素晴らしかったです。
ガイドさんが細かく説明してくれて、写真も撮りまくりましたが、今となってはひとつひとつの彫刻にまつわる物語は覚えていません。
ガイドブックと照らし合わせてわかるもの、不明なものも載せておきます。
写真を選んでいると、あの時の感動がよみがえってくるようです。

塔門の破風の先端がうずを巻くスタイルがこの遺跡の特徴で、蛇をモチーフにしています。









絶対に見逃すことはない「東洋のモナリザ」はここにあります。


  






拡大してみるとこれが東洋のモナリザと呼ばれるデバター像です。
しなやかで柔かい体の線と表情に魅せられます。
以前はすぐそばで見学できたようですが、遺跡保護のため、昨年からロープが張られ、少し離れた所からの見学です。








反対側のデバター像も美しいです。









ヴィシュヌ神の妻のラクシュミーが象の聖水で身を清めてもらっています。
下部にはガルーダとナーガが描かれています。









白鳥に乗ったブラフマー神、両側にいるのはシンハ(獅子)









カイラス山で瞑想するシヴァ神。
抱きついているのは妻のパールヴァティー。
下方では20本の腕と10の頭を持つ魔王ラーヴァナが瞑想の邪魔をするためカイラス山を動かそうとしていた。
こんな風に一つ一つの彫刻にストーリーがあります。








以下は何のストーリーかわかりません。
レリーフの美の極致ともいえる芸術です。



















次の記事 アンコール遺跡群巡礼記(その7:タ・プローム建物編)→ 
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クリスマスジャズコンサート

2016年12月25日 | イベント

1週間前の日曜日、千葉トヨペットほたるの店でクリスマスジャズコンサートがありました。
去年と同じ人の出演で、自己紹介で「佐藤由佳です」と言っていたので、ネットで調べてみたら、結構な実力者で、都内で活躍されている方でした。
出身が木更津なので親しみが持てます。
しばしその歌声と演奏にクリスマスの雰囲気を味わいました。
















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冬花火でメリークリスマス

2016年12月24日 | 夜景☆イルミネーション




クリスマスイブの夜、木更津港では5分間の冬花火です。
来年もバレンタインデー近くまで毎週土曜日に何回かあるので楽しみです。
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アンコール遺跡群巡礼記(その5:バンテアイ・スレイ建物編)

2016年12月22日 | 旅行記

前の記事 アンコール遺跡群巡礼記(その4:バコン)→ 


見学1日目は午前中は3つのロリュオス遺跡を見学し、昼食のあと一度ホテルに戻って休息の時間がありました。
何しろカンボジアは湿度が高くて暑いです。
日本の真夏とはまた違った暑さで、汗がじっとりと噴き出てくる感じです。
一度ホテルに戻り、シャワーを浴びて着替えてから、午後の見学に出発しますが、外に出たらあっという間に汗びっしょりの繰り返しでした。

午後は少し離れた郊外のバンテアイ・スレイを見学しました。
「女の砦」の意味を持つこの寺院はヒンドゥー教で967年アンコール王朝摂生役の王師ヤジュニャヴァラーハの菩提寺として建設されたといわれています。



東正面から入ると赤いじゅうたんが敷き詰められたような赤色砂岩の参道が延びています。









その先にはリンガを模した石柱が並んでいます。
リンガはロリュオス遺跡群のロレイでも出てきました。









周囲が約400mn小寺の周りには濠が囲んでいます。
こうしてみると小規模で、今にも崩壊してしまうのではないかと心配になります。









塀の所々はこんな風に崩れ、放置されたままです。








ほかの遺跡とは類似性の少ない美しい寺院の中に入っていくことにします。
3つの周壁に囲まれていて、第二周壁の門です。
赤い砂岩と彫刻が美しいです。









奥に行くほど門は小さくなり、遠近法で奥行きを出しています。









中央祠堂を中心にした建物です。









二つある経蔵のひとつ。
三重の破風で飾られ、正面は偽扉になっています。









建物の間には指導を守る半神半獣がいます。





次の記事 アンコール遺跡群巡礼記(その6:バンテアイ・スレイ彫刻編)→ 
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アンコール遺跡群巡礼記(その4:バコン)

2016年12月21日 | 旅行記

前の記事 アンコール遺跡群巡礼記(その3:プリア・コー)→ 


ロリュオス遺跡群の最後はインドラヴァルマン一世がヒンドゥー教の神々に奉献したバコン寺院です。

東西に塔門を配置し、それらを結ぶ周壁で囲まれています。
せまい門をくぐっていきます。









ガイドブックや現地ガイドさんがお勧めの撮影スポット「額にはめ込まれた絵」のように見えるのは、中央祠堂です。








中央祠堂へは急な階段を上がっていきます。









アンコールワットの原型ともいわれている赤色砂岩作りの祠堂です。










阿修羅が戦うレリーフだけが不思議によく残っています。









振り返れば今来た参道、くぐった狭い門、左側のオレンジの屋根はお寺です。
手前の大きい石の動物はシンハです。正面から撮りそびれました。









中央祠堂の周りにはレンガ造りの8基の祠堂があります。










ナンディン像はヒンドゥー教に古くから伝わる破壊神シヴァの乗り物であり、四足動物の守護神でもあります。










東塔門から入り、西塔門から出ました。
明瞭な全体の様子を撮りそびれて、ここから少しだけわかります。
5層のピラミッド型の基盤の上に中央祠堂が乗っています。








帰り道、日本でいえば雅楽のような音楽が聞こえてきました。
そのうちに日本の童謡が始まったので、ちょっとだけ寄付を置いてきました。
その時は気づきませんでしたが、家で画像をよく見たら幕に「地雷被害者楽団」と日本語で書いてありました。
仕事につけず、ここで演奏しているので、もし感動したら募金してくださいというようなことも書いてありました。





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