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ロリュオス遺跡群の最後はインドラヴァルマン一世がヒンドゥー教の神々に奉献したバコン寺院です。
東西に塔門を配置し、それらを結ぶ周壁で囲まれています。
せまい門をくぐっていきます。
ガイドブックや現地ガイドさんがお勧めの撮影スポット「額にはめ込まれた絵」のように見えるのは、中央祠堂です。
中央祠堂へは急な階段を上がっていきます。
アンコールワットの原型ともいわれている赤色砂岩作りの祠堂です。
阿修羅が戦うレリーフだけが不思議によく残っています。
振り返れば今来た参道、くぐった狭い門、左側のオレンジの屋根はお寺です。
手前の大きい石の動物はシンハです。正面から撮りそびれました。
中央祠堂の周りにはレンガ造りの8基の祠堂があります。
ナンディン像はヒンドゥー教に古くから伝わる破壊神シヴァの乗り物であり、四足動物の守護神でもあります。
東塔門から入り、西塔門から出ました。
明瞭な全体の様子を撮りそびれて、ここから少しだけわかります。
5層のピラミッド型の基盤の上に中央祠堂が乗っています。
帰り道、日本でいえば雅楽のような音楽が聞こえてきました。
そのうちに日本の童謡が始まったので、ちょっとだけ寄付を置いてきました。
その時は気づきませんでしたが、家で画像をよく見たら幕に「地雷被害者楽団」と日本語で書いてありました。
仕事につけず、ここで演奏しているので、もし感動したら募金してくださいというようなことも書いてありました。
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