欧州3ヶ国(ドイツ、ベルギー&オランダ)ツアー2日目。
ドイツのケルンから国境を越えてベルギーに入り、南西に60kmほど走ったリエージュ郊外にその城はあった。
そこは、フランスにつながる丘陵地帯の一角で、深い緑の草原や鬱蒼とした樹木に覆われた渓谷などが点在する一帯だ。
古くはローマ時代から交通・軍事の要衝として栄え、いくつもの城が築かれた。一帯には、今でも貴族につながる人々が暮らしているという。
その城のひとつがモダーヴ城で、17世紀に、マルシャン伯爵により再建され、その堅牢な造りと優雅な暮らし向きを今に伝えている。
賓客をもてなすダイニンングルーム。談話室とプレイルームなど。
階段室には、凝ったタペストリーが飾られている。
これは、賓客のための寝室。
控えの間やちょっとしたスペースにも当時の優雅な暮らしがしのばれる。
庭園では、桜にも似た樹木の花が満開を迎えていた。