今回の欧州3ヶ国(ドイツ、ベルギー&オランダ)ツアー。
元を質せば廉価版ツアーなので、美味しい料理にありつけるとは思っていなかったが、それにしても、何故なにもかもダメなのか、少々悩んでしまった。
例えば、ロッテルダムのヒルトンでは、前菜にスモークフィッシュ、メインに「食鳥の女王」とされるほろほろ鳥のソテー、デザートにチーズケーキという夕食も摂ったのだが、これが納得する美味しさではないのだ。
そして至った結論として、要は、水がまずいのだ。
つまり、このエリアは平坦地で且つ、海が近いこともあって、良質の水を望む方が無理。
それが、料理全般に影響している。
写真は、オランダ北部の港町、メーデルブリックの昼食にだされた前菜。
酢漬けのキュウリと野菜が少々、コンビーフのコロッケ。見てくれほど美味しくない。但し、パンは絶品のおいしさ。
ちなみに、お茶(紅茶)もコーヒーもダメ。
一昨年旅行したイタリヤや、かなり前になるがトルコ各地を訪れた際は、ツアーの途上紅茶を飲み続けたが、これがどこでもとてもおいしかったのである。
ということで、今回、一度だけだが、ミネラルウォーターをホテルの湯沸かしで沸騰させてお茶を淹れてみたところ、かなり改善することがわかった。
ただ、これとて日頃飲みなれているお茶の味からすれば各段に落ちる。つまり、ミネラルウォーターそれ自体も本来の味ではないのだ。
ということで、成田に戻り、プレミアラウンジで飲んだコーヒーの何とおいしかったことか。
この点、日頃、おいしい水に囲まれて暮らす日本人はとても幸せなのだと改めて実感した次第。