アーバンライフの愉しみ

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面白い~安部龍太郎著「五峰の鷹」

2014年11月07日 | 読書三昧
「等伯」で直木賞を受賞した安部氏の近作、「五峰の鷹」を読んだ。
2011年1月~12年5月「週刊ポスト」に連載された600頁の大作。



物語~石見銀山を統括する三島家の山吹城が小笠原長隆の軍勢に襲われ、城主の三島清左衛門は戦死。世継ぎの清十郎(9歳)は、敵と果敢に戦うが重傷を負い城を脱出する・・・。

群雄割拠する戦国時代。
南蛮貿易で富を蓄え鉄砲を実戦に生かすことこそ天下人への近道と、各地の大名が血眼になる中、清十郎は、東シナ海を牛耳る貿易商の「王直」に見込まれ、武器商人として、また、自家の再興をかけ東奔西走する。

変革の時代に生きた青年のスケールの大きな物語は、読者をつかんで離さない。とても面白く読んだ。

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