講談社新書、232頁。
今日7月8日は、安倍晋三元首相の3回忌である。
2022年7月8日、彼は参院選の遊説中、奈良市の近鉄西大寺駅北口で山上徹也に銃撃され命を落とした。
当日、正午のニュースでこれを聴き、小生は思わず「アッラーアクバル(神は偉大なり)」とつぶやいたことを覚えている。
つまり、小生は従来、彼(安倍元首相)の政策及び、政治手腕に強い懸念を抱いていたから、「神はそれらを見逃すことなく対応した」と思ったのである。
とは言え、白昼堂々、選挙遊説中の政治家を銃撃するというようなことがあってはならない。
従って、山上徹也は事実と法に基づいて裁かれ、相応の罰を受けなければならない。
ただ、何故彼がそうした罪を犯すに至ったかについては、詳細な検討が必要で、近く開廷されるであろう裁判で徹底的に解明されることを期待する。
その意味で、著者が長年にわたり追及して来た統一教会の実像及び、政治家との癒着並びに、山上徹也の人物像について知りたいと思い本書を拝読した。
残念ながら、著者自身、未だ山上本人との接見に成功していないこともあり、鮮明な人物像を描くには至ってはいない。