森の木立にヒントを得て開発された音場調整機材を導入した。
日音響の「SYLVAN(森の住人)」という製品なのだが、幅40cm、奥行き20cmの台上に直径の異なる丸棒10本(タモ材、高さ140cm)を植えたものだ。
森の木立をイメージしたもので、スピーカーから出た音が壁などに反射して複雑化するのを整理して、原音に近い形で再放射させようというのだ。
過日これが届き、早速設置してみたのだが、音が出た瞬間、以前の音との違いに仰天した。
つまり、音のピントがぴしゃりと合い、また、中高域の解像度が上がってシャープな音になった。加えて臨場感が増し、コンサート会場で聴いているような感じになった。(写真は、システムの全体図)
たったこれだけのことで、こんなに音が変化したのは、50年近くもオーディオを趣味にしてきて初めての経験であった。
これから、ますます音楽を聴くのが楽しみになった。