笹本氏の山岳小説の最新作が出た。
別冊文芸春秋第299~307号連載・492頁の大作。

物語~冬季のマッキンリー単独登攀に挑み、頂上を極めるも遭難した米国帰化(邦人)登山家の運命と救出にあたる親友、地元ガイドやレスキューヘリの活躍を描く。
笹本氏の描く山岳小説は、登山の困難さやスリルを描くにとどまらず、人は何故山にのぼるのか、何故生きるのかなど、人生の根源的問いに答えようとする小説家としての真摯な姿勢に裏打ちされており共感を覚える。
また、アラスカ先住民の今日とその活路を示そうとの試みもみせる。(お勧め度:★★)
別冊文芸春秋第299~307号連載・492頁の大作。

物語~冬季のマッキンリー単独登攀に挑み、頂上を極めるも遭難した米国帰化(邦人)登山家の運命と救出にあたる親友、地元ガイドやレスキューヘリの活躍を描く。
笹本氏の描く山岳小説は、登山の困難さやスリルを描くにとどまらず、人は何故山にのぼるのか、何故生きるのかなど、人生の根源的問いに答えようとする小説家としての真摯な姿勢に裏打ちされており共感を覚える。
また、アラスカ先住民の今日とその活路を示そうとの試みもみせる。(お勧め度:★★)