昨日の事。
ツーリングで龍泉洞に。
皆、久し振りの見学。
30年振りって人も。
奥にどんどん進み、地底湖を眺めれば、
後はUターンで一気に会談を登る事になる。
結構、急勾配である。
以前、見学した時は平日という事もあり空いていて、
まだ体力のあった30代だった事もあり、
一気に登ってみたら、エライ息切れした記憶がある。
さて、
登り始めた途端、渋滞になった。
日曜とは云え、ここまで渋滞するのか?
しかし、進まん。
「写真撮ろうとして、詰まってるんじゃね?」
なんて、話していたが、
この先にそんなスポットがあっただろうか?
20分も経っただろうか、
スタッフと思しき男性が登って来た。
丁度我々が足止めされている場所は、
階段の踊り場の様な所でで、
ワインの貯蔵庫の扉がある。
そこに金属製のボックスがあり、
そこを開けて、連絡をとっている。
電話があるらしい。
スタッフはもと来た通路を戻って行った。
しかし寒い。
動いていないと、かじかんでくる寒さだ。
随分としてから、
少しずつ列が動きだした。
動いては止まり、動いては止まり。
随分登った。
こんなに登るんだったんだな。
忘れていたよ。
頂上付近。
人が倒れている。
大柄な男性、
60歳位だろうか。
仰向けに倒れている。
先程のスタッフも居た。
逆回りで来たんだろう。
女性が心臓マッサージをしている。
「私、もう何十分もしていて、もう出来ないので代わって下さい・・・・・」
と、スタッフに交代を求めていた。
それでも、
「そこじゃなくて、ここです。こういう風に。」
と指示を出すところ、きっと心得のある人なんだろう。
兎に角、狭い通路だ。
そこを通過する為に、
倒れている男性を跨いで行く事になる。
心苦しい。
気が付くと、
入り口の方からドンドン入場客が。
・・・・・・・?
これはおかしい。
これから到着するであろう救助隊の救出作業の妨げになる。
入場を止めるべきだ。
出入り口で切符を切っているスタップに言い寄った。
「中で人が倒れているんだよ。どうして入場制限しないの!」
彼は何か言っていたが聞こえなかった。
外に出ると、レスキューが到着したところだ。
担架を引き出している。
それから45分位経っただろうか、
ようやく救急車が出て行った。
倒れてから、どれ位時間が経っているんだろう。
心臓マッサージはうまくいったのだろうか。
しかし、
龍泉洞側の対応はどうだ。
あんなに入場させれば、
多くの人の目についてしまう。
これはまずいだろう。
救助も進まんだろう。
商売熱心も良いが、これは酷過ぎる。