昨夜の会合。
選挙のな。
クルマで行ったんで、飲まなかった。
今回の県議選の候補者がメインゲストだ。
ホストが市議の所為もあり、
この集まりも何だかそれなりに発言が出る様になってきている。
食品卸業の方々が多い。
今回の震災の影響と今後の政治に絡めた内容が多い。
まあ、私は場違いなクルマ屋なんで、
終始大人しくして居なければならない。
こういう発言が多かった。
市場関係者からなのだが、
普段は単価が合わないと、
見向きもしてくれない大手スーパーなんかが、
物流が止まった途端に、取引を求めてきたと。
総じて青森の市場のモノは市内の業者に卸される。
一軒当たりの取引量はそう多くは無く、
数多くの取引先を抱える事によって商売として成り立っている。
クルマ屋と変わらない。
今回の震災によって特需に湧いた様だ。
自治体からの依頼で、
おにぎりや弁当が何千人分レベルで注文があったそうだ。
自衛隊からの発注で特殊なビニール袋を10万枚等のオーダーもあったと。
缶詰なんかも仕入れる傍から完売していくと。
うん、景気いいじゃん。
皆さんもお気付きの通り、
本部直送の仕入れシステムを持つコンビニには全く商品が無い。
全国展開しているスーパーなんかも、同様だ。
棚がガラガラ。
かえって、地元資本のスーパーなんかの方が商品がある。
やはり、地元からの仕入れが強かった様だ。
流通業の話が盛り上がった。
一般消費者は大手がモノを沢山持っていると勘違いしている。
大手は在庫を持たないのだ。
若し、大手が在庫を抱えていたら、
大きな倉庫や中継拠点に経費を掛ける事になる。
そうすれば、その経費分は価格に転嫁される。
毎日のピストン輸送が大手スーパーを支えている。
地元の業者は経費を掛けてでも、
在庫を抱えねばならない。
何時発生するかもしれないオーダーに対応する為に。
会合の着陸点は、
我ら地元中小企業が、元気が出る様な政治を行って欲しいという事になる。
今回の震災直後、瞬間的な特需を迎えたが、
これを継続的にできれば、と。
国からの予算で建物を建てても、
大手ゼネコンに金が吸収されるだけで、地元に金は落ちない。
更に、その後も施設の管理費にまた税金を裂く事になる。
それなら、
地域振興券の類のシステムが分かり易いのだが、
単純に地元でお金を流通させれば良いのだ。
簡単な話、
居酒屋や飲み屋の地域振興券があれば、
飲食店が元気になる。
地元飲食店は、地元から仕入れる。
風が吹けば桶屋がの様に転がっていけば、
景気は良くなるのではないかと。
(流通しているお金が貯蓄に回ったら、という話は、この場では出なかった。)
皆、酔いが回っている。
どんどん話が盛り上がる。
青森県政の明日は明るい。
以前から言っている様に、
私は青森の景気を押し上げるために必要なのは、雇用だと思っている。
雇用が満たされれば、(または、安定すれば)お金の流通は良くなる。
人の流出も防げる。
景気対策には様々なアプローチがあるのだな。
酔いも回って、メインゲストは熱く語る。
今回は議員に立候補するのだが、
やはり市長を目指しているのだと。
その景気対策を推し進めるのは、議会では決まらないのだ。
強い首長が必要だ。
名古屋の様に。
日本全体にこういう風潮が出てきた。
青森も、
そういう流れに乗って行くのは当然だろう。
無関心では居られない。
そう、皆が思えば、変わっていくだろう。