連休を振り返る その３

今朝、自分のクルマを盗まれる夢を見た。
夢の中の自分も叫んでましたよ、
「なんで、あんなボロを！」


さて、金欠に見舞われた連休中のエピソードをまた・・・

不精な私は、ベットサイドにホームセンターなんかで売ってるスチール棚の低い奴を設置している。
何に使うかというと、寝床に持ち込んだ酒やつまみを置く為だ。
でもって、不精な私のことだ、読み終えた雑誌なんかを積み上げている。
ちなみに愛読書は「実話ナックルズ」
一冬で、その高さ１ｍ程になったであろうか。
「いつか片付けよう」
心の中で小さく呟いてはいた。

その夜、いつもの様に部屋に戻った私は、何かを感じる。
　　　　　　　 　ピキーン！
ニュータイプである私の本能が、危険が迫り来るのを感じ取っていた。
しかしそれは、迫り来る危険ではなく、
既に起こってしまった惨事であった。

雑誌タワーが崩落していたのだ！

原因は不明。
恐らく、高く重ね上げられる事によって重心の位置も上昇し、
結果、基礎部分が耐えられなくなったものかと予想される。
数々の地震にも耐え、耐震構造にも自信を持っていたのだが、
悲劇はあっけなく訪れるものだ。

自然崩落で無いとするならば、人為的なものも考えられる。
何者かが部屋に侵入したか？
それは誰が？何の為に？
テロも考えられる。
確かに私は北朝鮮を良く思っていない。
しかし、それが原因だとは思いたくはない。

幸いな事に死傷者は・・・・

　　　　　　　　　　　いた

ゴジラの尻尾が取れていた。

いつの日もベットサイドで、私の寝顔を見つめ続けてきたゴジラが。
あの優しかったゴジラが・・・・


兎に角、片付ける。
が、ここで最大の被害を目の当たりにする。
テーブル部分が凹んでいる。
恐らくは崩落の際、硬そうな雑誌の束が激突したものと考えられる。
「月刊オートバイ」あたりが疑わしい。

しかし最早、缶ビールさえ置けなくなった状況は何とかしなければ。
買い換えるにしても、予算が無い。
買えばおおよそ、3,980はするだろう。
そんな大金、盆や正月でなければ都合は出来ない！
今は床屋代の工面にも悩んでいる状態だ。
　　　　　　　　　ピコ～ン
ニュータイプの本能が囁く。
板を買ってきて置けばいいのだ。
それで急場は凌げる。
買い替えはお金持ちになってからだ。

サンデーに出かける。
90×40程の板で良かろう。
が、結構する。
1,500程だ。
合板でも1,030。

　　　　　　　　高い・・・

怨めしいくらいに私の金銭感覚は落ちぶれている。
売り場で右往左往すること数分、隅っこに何かを発見する。

廃材コーナー。

そこで手頃な耐火ボードを取り上げる。
これだ！
ほど良い大きさ、硬さ。
ね、値段は！？

　　　　　　　　￥７３

売り場で丁度73を支払い、部屋に戻ると、いそいそと置いてみる。
ぴったりだ！
夢のビンボー・リフォーム、いま完成！