青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

街の光景 ~光陰矢の如し!

2021-12-27 | 昭和・懐かしい北摂の風景

街の光景はすぐに変わります。自分はかつてその光景の中を歩いていた。そういう人にとっては、懐かしい景色であり、ついこの前の出来事のように思い出すことさえ出来ます。

でも、わずか10歳ほど年齢の違う人にとって、その光景は大昔の光景になってしまう。その写真を見せると、「大正時代の写真を見てる見たい😲 電柱と車がなかったら、時代劇にでてきそうな景色ですね」と言われてしまう。(笑)

次の2枚の写真は、同じ場所です。上は昭和40年(1965年)、下は平成20年(2002年)で、37年しか違いがありません。

現在は高速道路が頭の上を通り、瓦屋根の家が全てビルになりました。

ここ「呉服橋」は、江戸時代に西国33か所札所巡りの巡礼道にあり、池田市と川西市を結ぶ猪名川に架けられた橋で、元は「巡礼橋」と呼ばれていたのですが、明治10年に呉服橋と改称されました。
 
商店街右側には映画館「川西座」があったそうです。また、明治26年に摂津鉄道が開業した池田駅(現川西池田駅)も、この付近にあったそうですが、4年で現在の場所に移転しました。現在の橋は平成に架け替えられた橋です。
 
ついこの間までは当たり前だと思っていた光景が、久しぶりに通ると全く変わっている。そんなことはいくらでもありますが、80年代のバブル時に土地を地上げしてビルを建てたり、阪神淡路大震災以降、相次ぐ大災害で耐震基準が何度も見直され、建物の建て替えが進んだこと。そういうことが景色を大きく変えた原因ように思います。また、社会の高齢化によって、家の形も今後更に変わって行くでしょう。
 
郷土史は面白い。大きく変わった景色について調べていると、昔のことをいろいろ知ることも出来るし、なにより近所なので確認に行くことも簡単に出来ます。散歩にもなるし、お金が掛かりません。(笑)


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