青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

幻の “エロチックベーカー” ~痛くて食べれない?

2023-02-11 | 昭和の喫茶店

1980年代前半、ミナミで評判になっていたお店がありました。今ではほとんどの人が忘れていますし、今ならこのお店は経営出来たのだろうかと思ってしまいます。ネットで例え少数の人間であっても何度も騒いで投稿すれば、それが大多数の声になり、まるで自警団の取り締まりよろしく、何でもコンプライアンスという言葉で物事が消されて行く世の中ですから。

大阪市南区鰻谷中之町のビルの1階にあった「ジャパン・エロチックベーカー」。男性自身や女性のおっぱい等を模ったエロックなケーキがズラリと並んでいました。男性自身のもののケーキはおっぱいのケーキとはレベルが違い、今ではケーキの写真であっても、こういう場所に出すと削除されるほどの生々しい出来映えでした。このお店はニューヨークに本店があり、日本の唯一の支店がここにあったのです。(ほとんど心斎橋で、ソニータワーの辺りから長堀通りの方角に歩いた場所にありました。)

当時、お店のカウンターで食べる人気ナンバーワンのケーキは、男性自身のショートケーキで300円。大学生のグループ等が複数で訪れた時は、それの巨大サイズのオーダーケーキ、3,500円が人気でした。

食べながら男子が「痛い」と声をあげたりして、仲間内で楽しく騒いでいる人たちが多かった。当時は主に女性客が中心で、楽しそうに訪れていましたし、カップルでも女性が男性を引っ張って来るのが大部分でした。男性の方が照れてしまっていましたし、僕もケーキを正視出来ませんでした。(笑)

オリジナルのエロティック・ケーキも注文すれば作ってくれ、お店には過去の傑作オリジナルケーキのアルバムが置いてあって参考に出来ました。

これは当時のお店の販促品である、紙のトランプです。

その後、いつの間にか、このお店と同じなのかどうか僕は行ったことがないのですが、このお店と微妙に名前の似た「エロティックベーカリー・ピカソ」という、同じようなお店があると聞きました。権利関係でマイナーチェンジしたのか、全く似て異なるお店なのかは分かりませんが、80年代前半にあったのは、間違いなく「ジャパン・エロチックベーカー」です。

 



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