昨日まで当たり前だった光景が、ある日全く変わってしまっていた。僕はそんな経験を何度もして来ました。生まれ育った大阪の街から、仕事で10数年離れて戻ってみると・・。
生活の基盤となる土地が替わってしまうと、行く場所が変わり、青春時代にいつも行き慣れていた場所を顧みなくなります。そして、数年ぶりに訪れると景色が様変わりしているのです。身体は年齢を重ねても、人の心はいつまでも若い!それがあくまでも主観であり、時間は過ぎ去っているんだよと教えてくれるのが街の景色かも知れません。
ここは大阪のド真ん中、昭和50年(1975年)の梅田新道です。
そしてこちらは昭和54年(1979年)の景色。
現在は、当時あった歩道橋も、梅田東映会館も姿を消してしまいました。梅田東映パラスには本当にお世話になりました。入口から赤いカーペットが敷かれた通路を2階へ上がり、そこから館内に入場する他とは違った雰囲気の劇場でした。梅田東映会館は2002年4月28日、43年の長い歴史に幕を降ろしました。
今ではすっかり別の場所のようです。