青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

青春の “金沢・六角堂” ~海岸を走る爽快感!

2023-05-12 | 昭和・思い出は色褪せない

「美味しいステーキでも食べて、珈琲を飲もうか」・・・この一言で、何度大阪から車で石川県まで走ったことか。そう、まるで近所の喫茶店にでも出かける感覚で。それだけ若かったこともありました。

行先は石川県金沢市にあるステーキのお店「金沢・六角堂」です。このブログで紹介するお店は、過去にあったお店がほとんどですが、この六角堂は現在もあります。先日の大きな地震の影響が無ければ良いのですが・・。

そもそも僕がこのお店を知ったのは、友人の一人が金沢大学に行き、その下宿を僕が訪ねたことに始まります。金沢大学を「きんだい」と、地元の人は呼ぶそうなのですが、僕ら大阪人にとっては「きんだい」と言えば「近畿大学」。近大マグロも何もなかった、吉村道明が相撲部の監督をやっていたことだけは知っていて、時々酒に酔った大学生が不幸にして亡くなる・・言いにくいのですが、あまりレベルの高くない大学が大阪の「きんだい」でした。だから、件の友人は金沢では「きんだい」と言いますが、大阪に帰省した時は「金沢大学」と呼び、還暦を過ぎた今も大阪に住んでいる彼は、卒業校を「金沢大学」と呼んでいます。

で、その友人が美味しいステーキのお店があるよと連れて行ってくれ、ご馳走してくれたのがここ「六角堂」だったのです。車で少し山を登った所にあるお店は、結構な高級感を漂わせており、初めてお店に入った時は、「せっかく金沢まで来てくれたんだから奢るよ」と言ってくれた友人の懐を心配しました。

ここには写っていませんが、確か外には「大砲」も展示していたと思います。

このスタイルのステーキ屋さんは、今ではあちらこちらで見られるので、もう珍しくはありませんが、当時は本当に驚くほどの高級感を感じました。目の前でお肉を焼いてくれ、肉の横ではニンニクを焼いたり。焼きあがると切れ味鋭い包丁でいくつかにスッと切り分けて、「どうぞ」と勧めてくれる。本当に美味しいステーキでした。

ちょっと仲良くなった友人が出来ると、「美味しいステーキを食べに行かない?」という一言で車に乗せ、まさかと言う距離を走ってこのお店に・・・というのを何回繰り返したでしょう(笑)

その後時間があれば、少し足を延ばしてここに行ったものです。

ここは能登半島の千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ。全長約8キロメートルの砂浜ドライブウェイで、自動車はもちろん、バスやバイク、自転車でも、砂浜を走行できます。勿論ノーマルタイヤでOK。波打ち際のドライブの爽快感は忘れがたい思い出になり、一緒に行った誰もが満喫しました。何度か目に行った時には、普通に走っても面白くないということで、2トンのトラックをレンタカーで借りてきて、高い運転席から周囲の車を見下ろしながらこの海岸を走りました。いや~本当に爽快で愉快でした。



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