青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

淡路東宝

2021-02-03 | 昭和の映画館

阪急・京都線の淡路駅・商店街に、映画館があったことを思い出しました。十三・弥生座と並ぶ、いわゆる名画座。大学からの帰りに、何本か映画を観たことがありました。

そのご近所に住んでいる友人に、現在の写真を依頼して、その件で話をすると「記憶では2つ映画館があったんだけど、1つは取り壊されてマンションになっていた。」とのこと。この「2つ映画館があった」という記憶は正しい❗️

写真は「淡路東宝」で、ここはいわゆる名画座(ロードショー後に、古い映画も交えて2~3本立てで映画を上演する)で、無くなったもう1軒は「淡路ニュートーホー劇場」。にっかつのポルノ映画を上映する映画館でした。十三で言えば「十三ロマン」がこれに当たります。同じポルノでも「十三アカデミー」は、週替わりでポルノを上映する、もう少し格下の劇場でした。どこがアカデミーなのか?って言っても誰も知らないから笑えない・・😅

さて、「淡路東宝」に僕が初めて行ったのは、高校時代。「エクソシスト」が目当てでした。悪魔祓いのシーンは怖かった。ついでにもう1本の映画も・・の、「ついで」が「サスペリア」でした❗️ エクソシストを警戒していたので、その後つい油断していたのでしょう・・サスペリアの衝撃は凄かった。

イタリアのダリオ・アルジェント監督の代表作「サスペリア」。「決してひとりでは見ないで下さい」との宣伝が反響を呼んでいましたが、当時「大スポ」が「本物の幽霊が写っている」等と煽っていたので、子供だましの映画だろうと思っていたら、いや、本当に怖かったのです!
 
オープニングの空港でいきなり、ただならぬ雰囲気を醸し出し、主人公スージーの友達が針金の部屋に追い詰められて殺されるシーンは今でも覚えているし、極彩色の画像と不安を煽る音楽で、観てるこちらが追い詰められていくような映画でした。最近DVDも発売していますし、リメイクもされましたが、僕はこの時観て以来、1度も観ていません。このDVDはすぐに売り切れて廃盤になるようです・・。
 
「サスペリア」が「淡路東宝」の名前を不動のものにしました。(笑)淡路東宝・・懐かしい。


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