青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

幸運の神「ビリケン」は、どこの神様?

2017-10-08 | 雑学(教養)の部屋

このビリケンさんについて、皆さんどのくらい知っていましたか?実は日本の神様ではないのです。

1908年に、アメリカの芸術家フローレンス・プリッツが、彼女が夢の中で見た神様をモデルにして制作した像なのです。それが、「幸福の神様」として世界中に流行し、その当時のアメリカ大統領であったウィリアム・タフトの愛称が名前の由来とされています。日本においては、特に足を掻いてあげるとご利益があるとされています。

日本には1909年頃渡来し、1911年大阪の繊維会社「神田屋田村商店」(現・田村駒(株))が商標登録を行い、販売促進用品や商品キャラクターとして使用しました。1912年、大阪の新世界に遊園地ルナパーク(別名・月の園)がオープンする際、当時流行していたビリケン像が置かれ、新世界の名物となりましたが、ルナパークの閉鎖とともにビリケン像は行方不明に。1979年、通天閣に「通天閣ふれあい広場」を作る際、かつて新世界の名物であったビリケン像を復活させることになり、伊丹市在住の安藤新平の彫刻により、戦前のビリケン像が木彫で復元され、以来通天閣の名物となっているのです。(上の写真がそれ)今では七福神にビリケンを加え、八福神と称する事もあるそうです。意外にも海外からの神様が、七福神らと仲間になるとは愉快な話です。



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