昭和51年(1976年)、梅田のど真ん中に、地上30階建ての日本初の円筒形超高層ビルとして完成した「大阪マルビル」。昨年令和5年(2023年)3月31日正午に営業を終了し、地下飲食店も5月末で営業を終了。2030年春の完成を目指して、建て替え工事に入りました。当たり前の景色が変わる。昭和のモニュメントがまた消えてしまいました。
写真は昭和64年(1989年)1月7日、新元号を伝える大阪マルビルの電光ニュースです。
上と下のマルビルの写真は昭和61年(1986年)当時のマルビルを撮影したものです。
当時、マルビルの地下1階から3階まではショッピング街になっており、マルビルの大阪第一ホテルの宿泊客だけではなく、外部からのお客で賑わっていました。
閉館前とは違い、1986年にはディスコ・マハラジャがここにオープンしました。ヨーロッパやアメリカの最新ファッションを直輸入した高級ブティックが中心で、見て歩くだけでも楽しかったことを思い出します。
1階では三越がティファニーを、地下1階では高島屋がサンローゼをそれぞれ専売していました。また好日山荘もマルビル内にありました。
フェスティバルホールや毎日ホール、サンケイホール、大毎地下劇場などを訪ね、堂島地下センター方面を歩いた後の帰り道には、このマルビルでよく食事をしたものでした。