青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

中秋の名月 ~新卒者内定式

2020-10-01 | 日記

西日本では、今夜は広い範囲で「中秋の名月」が楽しめているようです。天文学的に言えば、本当の満月は、明日の朝6時6分だそうですが、今頭上に輝く月を見て、欠けていると思う人はいないでしょう。

綺麗な満月だけではなく、太陽や青空を眺めていても、僕は心が落ち着きます。年齢と共に、自然をぼんやり眺めるのが好きになって来ました。バタバタと動き回る、走りながら考える時代も長くありましたが、今ではそういう時間は少なくなりました。

今日は来年春に大学を卒業する「新卒者」の内定式が、全国各地で開かれました。オンラインでの内定式が多い事を後輩たちから聞いて知りましたが、リクルートキャリアの先月の調査では、内定式の方法は「直接集合でのみ実施」が35・6%、「直接集合とウェブ上の両方」が21・3%、「ウェブ上のみ」が29・4%という対応だそうです。

直接会うことなく採用内定となった若者が、会社に行き始めた時に「こんなハズではなかった」と思っても、それをコロナやオンライン面接のせいにせずに頑張って欲しい。直接の面接しか無かった僕の時代でも(笑)、「こんなハズでは・・」という会社への失望は、誰もが持ったものでしたから。

逆に言えば、新しい働き方を考え模索している会社に入社して良かった・・・と思うくらいで頑張って欲しい。やはりこれからの時代、テレワークは必要だと思う。会社に顔を出させて安心な会社や、会社に行くことで安心する雇用者という関係の企業に、明るい将来はないと思うのです。やはり今後はどんどん成果が評価され、人事評価や昇給は「出来高」によって決まるようになる。そうなれば、煩わしい人間関係も少しは軽減されて行く。大切な人間関係の構築は不変に必要だと思いますが、社内の仕事が出来ない先輩との付き合いなどは無くなる。そういう出来ない人が、出来る人と接点を持つことが少なくなる。

テレワークが進めば、求められる能力も変わって来るでしょうが、対人折衝能力(コミュニケーション能力)と英語の2つを押さえておけば、それは武器になる。会社への長い通勤に悩むことも減るでしょうし、テレワークが無い会社に勤める人は、会社の近くに住まいを探すようになるでしょう。

世の中は変わっています。僕が若い頃「結婚前」にすることと言えば、「相手のご両親への挨拶」や「仲人さんを立てる」「婚約」等だと誰もが答えましたが、今や「結婚前のお試し同棲」等と答える人が多く、本当に驚きます。安い給料で働く2人が交際し、家賃節約に一緒に同棲しようという流れが多い・・・親への挨拶はその時点ではまだしない(親は同性を知らない)・・・と聞かされ、開いた口がふさがらないこともありました。

ともかく、世の中が平和に落ち着いて欲しいと、月を見ながら願うばかりの夕べです。



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