三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

年間第16主日のミサ

2012年07月24日 | ミサ聖祭
ある晴れた日のカトリック高幡教会
(住所:東京都日野市程久保4-7-14)

戦争中毒の国・アメリカが世界に誇る最新鋭の欠陥軍用機「オスプレイ」。墜落事故が相次ぎ、アメリカ本国でも住民の反対運動で低空飛行訓練が半年延期されている。しかし、日本国民の生命・財産よりも「宗主国さまのご機嫌が第一」、我らの野田佳彦首相は在日米軍のオスプレイ配備を強引に推し進めようとしている。実に美しい「日米同盟の深化」である。「災いだ、むなしいものを手綱として、罪を車の綱として、咎を引き寄せる者は」(イザヤ5・18)。

7月22日(日)、高幡教会で年間第16主日のミサに与った。5分前になると、聖堂横の鐘が鳴る。午前9時、ミサ開祭。入祭のあいさつで、主任司祭の高木健次神父は、「今日の典礼色は緑ですが、白に変わっています。本日、高幡教会で奉仕されたメルセス会のシスターが、終生誓願式を迎えるからです」と話された。終生誓願を立てるには、約10年を要すると聞く。「シスターの奉献生活を通して、教会や私たちに豊かな実りをもたらしますよう祈りましょう」。

福音朗読は、派遣された弟子たちが、イエスのもとに戻ってきた場面(マルコ6・30-34)。高木神父はイエスが言われた「しばらく休むがよい」(マルコ6・31)という言葉に注目された。「神が天地創造の7日目に休まれたように、聖書で『休む』ということは特別な意味があります。この世界が完成する時、神は安心して休まれ、その休みに私たちも共に与るように招かれているのです」。心身ともに休ませない国・ニッポン。ささやかな憩いが与えられますように。


<カトリック高幡教会遠景>

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲1(典礼聖歌203-206)、入祭:典礼聖歌173「わたしたちは神の民」、奉納:典礼聖歌144「谷川の水を求めて」、拝領:典礼聖歌391「ごらんよ空の鳥」、閉祭:カトリック聖歌13「主こそわがほまれよ」。
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