三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

新教皇フランシスコ選出

2013年03月14日 | 雑記帳
カトリック藤岡教会の聖母像
(住所:群馬県藤岡市藤岡855)

「われらの教皇フランシスコのために祈らん。主願わくは、教皇を守り、かつながらえしめ、この世において幸いならしめ、敵の手にわたし給わざらんことを。汝は岩(ペトロ)なり。われこの岩(いわお)の上にわが教会を建てん。<祈願>すべての信仰(しんじゃ)の牧者、かつ主宰者にまします天主、主は御摂理によりて主のしもべなるフランシスコを教会の牧者として、これを司どらしめ給えり。願わくは、教皇の上に御慈悲をたれ・・・」(『公教会祈祷文』より「教皇のためにする祈」)。

「3月13日午後7時5分、システィーナ礼拝堂の煙突から白い煙が上がった。聖ペトロ大聖堂の鐘も鳴り響き、広場には大歓声が上がった。第266代教皇にホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が選出され、新教皇はフランシスコと名乗ることが発表された。ベルゴリオ枢機卿は1936年12月17日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス生まれ。ラテン・アメリカからの教皇は初めてで、バチカン放送によるとイエズス会からも初の教皇となった」(カトリック新聞オンラインより。一部要約)。

ニッポンのメディアは偏向報道の巣窟だが、その代表格「朝日新聞」は次のように伝えた。「世界に約11億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会は、欧米での教会離れや聖職者による性的虐待問題、内部文書流出事件など様々な問題を抱えている。新法王は就任早々、難題に向き合うことになる」。だが、カトリックの歴史を振りかえると、これまでも幾多の大きな困難を克服してきたことが分かる。「朝日」のように国家権力の走狗となる過ちを繰り返す翼賛機関には理解不能だけれど。


カトリック藤岡教会聖堂
“ New Pope, New Hope! ”

<付記>
3月13日付「ニューヨーク・タイムズ」電子版は、新教皇の横顔を次のように伝えている(意訳)。「多くのアルゼンチン人と同じく、76歳の新教皇もサッカー・ファンであり、特にサン・ロレンソがご贔屓のチームだ。貧しい自国民を思い、公邸や公用車の特権を放棄した。自炊をこなし、移動は公共の交通機関を利用。国民は親しみを込めて『ファーザー・ホルヘ』と呼んでいるが、1970年代のアルゼンチン軍事政権への対応が不十分だったとの意見もある」。
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