しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <多くの部分から>

2024-06-21 | Ⅰコリント
「実際、からだはただ一つの部分からではなく、多くの部分から成っています。」(Ⅰコリント12:14新改訳)

人間のからだは創造の傑作品で、神の知恵に満ちている。そしてキリストのからだである教会と似ており、よくみると多くのことを教えられる。たとえば心臓はいちばん大切な臓器だが、一生涯外部に現れることはなく、しかも休みなく働き続けて生涯を終える。教会もそうで、その土台になるべき立場の人は、だれの目にもとまらない場所で黙々と働き続け、使命をまっとうしなければならない。▼反対に顔の目、耳、鼻、口などは内部に隠れることはゆるされない。その人が生きているかぎり他人に見られ、意思の伝達や心の交わりのため働き続けなければならない。心臓が目や口をうらやんだりしたらおかしいし、目や口が心臓を馬鹿にすることもゆるされない。このようにからだはそれぞれの器官が造られた目的に従って働く時、健康に生きることができ、豊かな人生を現出できるのである。▼教会の信徒ひとりひとりが、謙遜と喜びをもっておのおの務めを果たすことは何と大切であろうか。