元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

ノロウイルス感染は、食中毒だけでなく、人から人への感染も!!

2012-12-15 14:40:52 | 社会保険労務士
 アルコール消毒では、効きません!!  
 

 今冬季には、すでにその兆候が現れているようですが、ノロウイルスが主な原因となって下痢や嘔吐を起こす感染性胃腸炎が猛威をふるうのではないかといわれています。というのも、今年は、06年のウイルスが変異したもので、対抗する免疫がヒトの体にないことが患者の増加の原因とされるからです。
 

 これは、患者の便や嘔吐から人の手を介しての2次的な感染の場合や家庭・施設内で飛沫などにより感染する場合の人からの感染と感染した人が調理をしてその食品を食べた場合やウイルスの蓄積した、加熱不十分な2枚貝などを食べた場合など食品を通しての感染がありますので、やっかいです。いわゆる、ノロによる食中毒と罹っている人から感染する感染症という2つの罹る感染経路があることになります。
 

 ノロによる集団的な発生があった場合は、保健所はこのどちらかの原因を探ることになります。例えば、実際にあった例ですが、ホテルでこのノロが発生した場合には、食中毒なのか、それとも感染症者がホテルに泊まって他の人に移していくという、将にこの2つの経路が考えられるからです。ホテル側にしても、食中毒であるとしたら、営業停止等の処分がありますので大変ですが、感染患者が持ち込んだものであるとしても、嘔吐物の取り扱いには、感染しないように十分注意を払う必要があります。この取り扱いは、パソコン等で検索すれば、具体的な処理方法は、出ていますので、そちらにゆずるとして、注意しなければならないのは、ノロはアルコールの消毒では、効果がほとんどなく、消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤に使用される)が効果があるとされている点です。
 

 感染を防ぐには、先ほどの嘔吐物の取り扱いや飛沫感染への注意の他、手洗いをしっかりやるしかありません。ただし、かかっても健康な人は、そのときは、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛のほか微熱もあり大変ですが、1・2日すれば、けろりと直り、後遺症もありませんし、軽い風邪のような症状で済む方もいます。しかしながら、子供、お年寄りでは重症化しやすく、嚥下作用がうまくない人も多いので、吐いた物を誤ってのどに詰まらせる場合も考えられます。保育園、幼稚園、老人施設などでは、十分な注意が必要です。
 

 詳しい防止策等については、政府広報(首相官邸ホームページ)等でご覧ください。
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