思うがままに

Step by Step

鉄道員 ぽっぽや

2011-04-10 | 映画・ドラマ


1999年



NHKプレミアム 『山田洋次が選んだ日本名作100選』 第4作目
鉄道員であったがゆえに、生まれて間もない娘の死を見とれなかった乙松に現れる小さな女の子
その娘が死んだはずの自分の娘であった・・
その女の子が女子高生(広末涼子)となり、二人で暖かい鍋を囲むシーンはこの映画の中で特筆するほど素晴らしい
結果として、大竹しのぶの名演も霞んでしまったようだ

とても好きな映画だけれど、ラストシーンもそうだが、小林稔侍の存在をもう少し引き気味にした方が良かったような気がする
何か もったいぶったような演技がどうも苦手で余韻がじっくり味わえない

WOWOWの「空飛ぶタイヤ」で流れた「テネシーワルツ」
そのドラマを観ていて、どこかでこの曲を聴いた記憶(綾戸智恵の唄は別 あんな唄い方は許せない!)があったと思い巡らせていたのだが
この「鉄道員」だった!


勝手にしゃがれ

2011-04-10 | 映画・ドラマ


1959年

amazonより
ジャン・リュック・ゴダール監督の長編デビュー作にして映画史上に輝く革命的傑作。
警官殺しの小悪党(ジャン・ポール・ベルモンド)が、パリにやってきた米国娘(ジーン・セバーグ)に惚れるが裏切られ、路上で警察に射殺される。
要約すればこれだけの話を、イタリアン・ネオレアリズモにならって撮影所ではなく、部屋や街路で昼夜かまわずルポルタージュのごとく、手持ちカメラで2人の軌跡を活写。
その即興的演出、ジャンプ・カット中心の編集は追随者を次々と生んだ。
   実話系週刊紙から原案を提供したのはフランソワ・トリュフォー、監修に名を連ねたのはクロード・シャブロル。
批評家仲間で、先に監督進出していた彼らの友情のもと、ゴダールはB級犯罪映画へのオマージュをこめて製作。
ヌーヴェルヴァーグの永遠のシンボルといえる1本。

ああー 画面を観てるだけで煙たくなるし、煙が眼に染みそうだ
画面が変わる度にタバコに火をつける
ベッドも床もタバコの灰だらけ?
この映画のために何本タバコを吸った??
二人の会話も何が何だか分からないし、最後の彼女の裏切りを深く探ってみる気にもなれない
永遠の傑作と言われるこの映画
私には洒落た映像と音楽のお遊び気分の中に、不細工なベルモンドとチャーミングなジーン・セバーグがじゃれあっているとしか思えない
こういう手の映画は苦手