思うがままに

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街の野獣

2011-04-09 | 映画・ドラマ


1950年

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92年に『ナイト・アンド・ザ・シティ』としてリメイクもされた、ジュールス・ダッシン監督による人間ドラマ。
ロンドンを舞台に、一攫千金を夢見る若者が手段を選ばない汚いやり口でプロモーターになり、周囲の反感を買い闇に葬られていく姿を描く。

原題は「Night and the City」
それが邦題は「街の野獣」とは 少し変 いや かなり変
タイトルは別としてモノクロの迫力、リチャード・ウィッドマークの鬼気迫る演技、レスラーが本気で格闘するシーン、痛ましい結末
見応え充分の映画だった!


バード

2011-04-09 | 映画・ドラマ


1988年

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クリント・イーストウッド監督作品。天才ジャズマン、チャーリー・パーカーの壮烈な生涯。
ジャズ史にその名を残す天才アルトサックス奏者、チャーリー"ヤードバード"・パーカー。
ジャズの革新"ビ・バップ"を創始し、観客を熱狂させる一方、ドラッグとアルコールに蝕まれながらサックスを吹きまくる。
僅か34才でこの世を去った、チャーリー・パーカーの鮮烈な生きざまと彼の妻チャンの生涯を描く。
演奏はパーカー自身のオリジナルを復元し、レイ・ブラウンら超一流ミュージシャンが共演。
熱狂的ジャズファンで知られるC・イーストウッドが監督し、カンヌ映画祭、他世界各国で絶賛を浴びた。


サラ・ボーンの「バードランドの子守唄(Lullaby of Birdland)」は何度も聴いたことがある
「バードランド」という名前も良く目にした
「バードランド」はチャーリー・パーカーの名前にちなんだジャズクラブの名前、そして「バード」とはチャーリー・パーカーの愛称だったということをこの映画で初めて知った
昔からよくジャズは聴いたが、私の捻くれ根性からチャーリー・パーカーやマイルス・デイビスなどの有名過ぎるミュージシャンをわざと避けるようにしていた
チャーリー・パーカーはアルトサックスの第一人者
だから、私は敢えてまだ若かったフィル・ウッズに埋没して彼のレコードを買い漁った

それは、たまたま入った神戸のジャズ喫茶で彼がリーダーとして結成したヨーロピアン・リズム・マシーンの「And When We Are Young/若かりし日」(ロバート・ケネディへの追悼曲)を聴いたのがきっかけだった
 ( YouTubeでもその演奏が聴けた )

だらだらとネットで調べてみて、この文章に驚いた
『チャーリー・パーカーを信奉し、彼の死後、その夫人と結婚・・・・』

フィル・ウッズはチャンと結婚していた!!
この映画「バード」を観たことで、あの時自分が求めていた先にはチャーリー・パーカーという人が避けて通れない存在だったということに気付く結果となった

さて、この映画でチャーリー・パーカー役はフォレスト・ウィテカー
彼は「ラストキング・オブ・スコットランド」でアカデミー主演男優賞を受賞した
役どころのせいもあるが、あの映画での彼はどうも苦手
笑福亭鶴瓶のような笑い方だから
この「バード」でも同じような笑い方
演技は上手いが生理的に受け付けない
でも、やはり上手い
チャーリー・パーカーって、本当にあんな笑い方をしたのだろうか? あんな人間だったのだろうか?

検視した人が、チャーリー・パーカーを見て60代だと言ったらしい
でも彼は34才の若さでこの世を去った
その言葉の中に彼の人生の縮図を垣間見た思いになった


スパイアニマル・Gフォース

2011-04-09 | 映画・ドラマ


2009年

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人類滅亡の危機を阻止せよ!
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのJ.ブラッカイマーが贈る、本格スパイ・アクション

見た目はまったく普通のモルモット。
しかし、彼らはスパイとして高度な訓練を積んだFBI特殊スパイチームだった!?
進化したコミュニケーション能力と戦闘技術、そして何より小さく機敏な身体を活かして、難しいミッションに立ち向かっていた。
しかし、ある日、FBIから Gフォース解散の知らせが入り、彼らはFBIに捕獲されることになる。
間一髪で脱出を図るGフォースだが、逃亡の途中で、邪悪な億万長者レナード・セイバーによる想像を絶する破壊的な計画を知る。
「自分たちにしか、人類の滅亡の危機は救えない!」―立ち上がったGフォースは、Gフォース捕獲作戦を繰り広げるFBIの追撃をかわしながら、全米の家庭に送りこまれた殺人マシーンの起動を止めるべく、レナード・セイバーの元に乗り込む!

どのモルモットの声がニコラス・ケイジなのかピンとこない
眼を閉じてじっくり聞いてみるが・・・
この映画は実写とCGを融合させたもの
だからモルモット達の動きが違和感なく観ることができるが、一方CGのモルモット達と実写の人間との間の駆け引きに違和感が垣間見える
逆に言えばCG側を優先させ過ぎたために人間側が中途半端に描かれてしまったということ
ストーリーとしてもモルモット達も面白いのだが、なんか中途半端な映画という印象がする
黒幕が仲間だったはずのモグラ君だったというどんでん返しも、しっくりとしない

シュレックやトイ・ストーリーには遠く及ばない出来だ