笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

無戸籍の日本人ー生きづらい社会から生きやすい社会へ

2016-01-23 19:58:01 | 日記
今、井戸まさえさんが書いた本、「無戸籍の日本人」(集英社)を読んでいます。日本に戸籍ない人が1万人以上いるそうです。普段、普通に生活している人には想像もつかないと思いますが、当然、住民登録もないので住民票はとれない、学校も行けない、健康保険も入れない人が現実に居るのです。貧困や家庭環境や何らかの理由で社会から身を潜めて暮らしている人がおります。この本を読んで私たちの生きている社会でおきている問題で、こういう状況を作り出している日本社会の問題もあると感じています。制度上の問題もありますが、貧困問題や差別・偏見問題も根幹にあります。この問題に出会ったのも、この本の著者である井戸まさえさんが薬害問題や性的マイノリティの問題にも関わっておられ、それぞれの問題の集会などで熱心に関わっておられたので情報交換させて頂いたのがきっかけです。問題を掘り下げていくと他人事ではない私たちのすんでいる社会の構造的なひずみんおようなものが見えてきます。人間的に生きづらい社会から人間的に生きやすい社会に変えていくためには、社会問題から自分の存在に気づき、その生活を見直していくことが大切だと思います。
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バスに乗って居眠り

2016-01-22 19:51:23 | 日記
退院してから、じょじょに仕事を始めていますが、少し時間に余裕があったので、バスで少し長いこと座りながら行ったら、途中で居眠りをはじめ気がついたら終点で、バスの運転士さんに起こされてしまいました。当然にバスの中は運転士さんと私の二人だけ。気持ちいいひと時でした。
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大寒の日だからこそ

2016-01-21 21:03:47 | 日記
「寒さにふるえた者ほど太陽の暖かさを知る 
人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る」ホイットマン
いい言葉ですね。今日は大寒の日。本当に寒い一日でした。太陽が本当に暖かい日差しをもらいました。
この寒い日でも貧しくて生活に苦しんでいる人は沢山居ます。貧しさを体験して悩んでいるからこそ人間の命の尊さを感じるのでしょう。
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今年最初の渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェ

2016-01-20 20:00:05 | 日記
今年最初の渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェは1月24日(日)午後2時から4時まで、北区王子の北とぴあ4階にある北区NPOボランティアぷらざのサロンコーナーで行います。最近では様々ながんの患者さんに加えて看護師さんも参加してくれています。他の地域のメディカルカフェのメンバーも参加してくれたりして情報交換も活発になってきました。何よりも大切なのはがん患者さんがお茶を飲みながらゆっくりと分かち合えることです。分かち合いはがん患者さんどうしだけでなく看護師さん、薬剤師さんなどとの分かち合いの中でもお互いに様々な気づきが得られることが大切です。がん患者さんをはじめ参加している皆さんが、分かち合いの中から人間らしい生き方に気づくことが出来たら良いと思っています。どなたでも参加できますのでお気軽にご参加ください。
次回の渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェのお知らせ:http://www.gantetsugaku.org/img/event/20160124shibusawa.pdf
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退院して活動を再開ー入院中は勝海舟に学ぶ

2016-01-19 15:24:44 | 日記
今月13日から入院、14日には手術、そして19日の本日に退院いたしました。皆様方からお見舞いのお言葉を頂き深く感謝申し上げます。
手術後の病床でのチューブなどの貼り付け状態には私もまいってしまいましたが、これも自分の身体をおろそかにした反省とじっとせざるをえませんでした。
入院中は勝海舟に関する読書三昧でした。主には写真にある3冊の本ー勝部真長氏「勝海舟」(上ー567貢・下ー522貢)・松浦玲氏「勝海舟」(757貢)。
この2つの分厚い本の著者のお二人は勝海舟研究の第一人者ですが、その勝海舟に対する視点が違うのが面白いです。
勝海舟といえば江戸城無血開城をあげる人が多いですが、正にそれは勝海舟が貧乏旗本の無役の御家人から幕末の混乱の中、明治元年、46歳の時、幕府の最高責任者として敵軍の責任者であった西郷隆盛と江戸城無血開城を成し遂げたことに注目が集まっています。しかし勝海舟はその後明治32年、77歳まで生きます。
この二つの分厚い本も、勝部真長氏は上下1082貢のうちその7割を勝海舟の先祖と生誕から江戸城無血開城までの生涯を書いていて、松浦玲氏は757貢のうち半分が明治以降の勝海舟について書いています。
勝部真長氏の本から勝海舟の先祖に米山検校という盲人の生き方ーみずから体験した苦労の半生から学んだ知恵と貧しきもの、障害をもつもの、恵まれぬものへのヒューマンな愛情と親父勝小吉の好奇心と実学で学んでいく姿勢に勝海舟のルーツがあることを感じました。
松浦玲氏の本からは明治以降の勝海舟が、賊軍の将となった15代将軍徳川慶喜をはじめ苦しめられた旧幕臣のために、しかもその人々からは薩長に徳川を売ったと睨まれながらも、困っている苦しんでいる人々を助けるという姿勢、そして自分の地位や利益に頓着せず、逆に不利になっても人々のためにつくす姿勢に学びました。また、松浦玲氏の本のなかには幕末から明治末期の薩長の権力争いに閥末と人間は過ちを繰り返すことも学びました。その後も現代まで軍閥、政閥、財閥と強いものが自分の利益、保身のためになりふりかまわず弱いものを切り捨てていくことに警鐘をながしているかのようです。
常に困っている弱い立場の人々に目を向け自分の地位や利益に執着せず逆に不利になっても動く勝海舟の生き方こそ現代人は学ぶべきかと痛感しました。
勝海舟の生き方を学びながら明日から仕事、活動を再開いたします。

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