to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
尚、当ブログにある文章、画像の無断転載はご遠慮いただいております。

2016年8月19日 佐賀、長崎旅行 3日目その2(波佐見その1)

2016年09月05日 22時52分39秒 | 旅行

長崎~佐賀の県境付近には、焼き物の名産地が数多くあります。

この辺の焼き物は磁器で、秀吉の朝鮮出兵の際に陶工を連れて帰ってきたのが始まりと言われていますが、なんといっても有名なのは有田と伊万里でしょう。

しかし、今回は波佐見に向かいます。波佐見は知名度は低いですが、それほど価格の高くない日用品を中心に生産しており、デザインの優れた良い品物を安く手に入れることができます。

あの無印良品の白い焼物も波佐見焼で、知らないだけで身のまわりに波佐見焼は結構あるはずです。

 

佐世保みなとICから西九州自動車道で波佐見有田ICへ。まずは観光交流センターへ。

ここは波佐見の各種パンフレットのほか、波佐見の窯元の製品の直売コーナーもあります。

波佐見のことりっぷとかも置いてあります。

 

 

 

行きませんでしたが、すぐ横には焼きもの公園があります。

 

 

観光交流センターではいろいろな情報も教えてくれます。ここで情報を仕入れ、波佐見観光に出発です。

 

 

 

 

焼きものめぐりの前に、まずは鬼木の棚田に向かいます。観光交流センターからは車で10分程度です。

 

 

平地ではもう稲刈りをしているとこともありましたが、ここはまだ青々としています。

 

立ち上る煙も雰囲気があります。

 

 

 

 

 

続いて中尾山交流館に向かいます。

中尾山は波佐見の中でも窯元が集中している地域で、その拠点となるのが交流館です。

 

交流館は中尾山の一番高いところにあります。

 

 

 

ここは中尾山の窯元の作品が展示販売されており、ここでお気に入りを見つけてから窯元めぐりに行くことができます。

車はここの駐車場に停めておいてもかまわないということです。

ちなみに、この辺の窯元は12時~13時は昼休みで店は閉まるということです。また、お盆の時期は長期連休をとるので、夏休みに来る場合、注意が必要です。

 

 

ということで、中尾山の窯元めぐりに出発です。

 

 

まずは、最も気になった、一真窯へ。交流館から5分ほど道を下ったところに、古い民家を利用した「とっとっと」というギャラリーがあります。

 

交流館からも近く、デザイン的にも優れているので、結構人気のようで、かなり多くの人が訪れていました。

 

しかし、人はなぜ焼き物が好きなのでしょうか。個人的な予想では、市場に流通した焼き物の7割は使用されずに各家庭の食器棚で死蔵されているのではないかと推定します。

 

我が家もそんな状態なので、この機会に使用していない食器類を処分することにしました。まあ、波佐見焼を購入するための言い訳ですが。

 

 

というわけで、一真窯で購入したものです。

角皿。長方形と正方形がありますが、長方形にしました。

一真窯の特徴はこの削りによる模様で、模様は何種類かあります。

 

 広めの茶碗。御飯茶碗以外に使用しても素敵です。

小鹿田焼のような飛びカンナに色が入っています。

 

 

 

値段がそれほど高いわけではないので、ついいろいろと買ってしまいますが、もっと買えばよかったという感じです。

 

 

一真窯で買い物をしているうちに、雨が降ってきました。雨が小降りになったので店の外に出ると、

 

首輪をしているので飼い猫のようです。

 

人には寄ってくるが、警戒心は怠らないタイプです。耳が後ろなのが警戒心の表れです。

 

 

 

 

 

 さて、12時を回ったので、一旦昼食を食べに行くことにします。

 

 

                       <その3に続く>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年8月19日 佐賀、長崎旅行 3日目その1(佐世保)

2016年09月04日 17時46分26秒 | 旅行

「天空の宿 山暖簾」は山間部にあるので、日の出は遅いです。

 

 

部屋数が少ないので、日帰り入浴の客がいない時間帯は、大浴場は余裕があり、ゆっくり入浴することができます。

 

 

ここの朝食もバイキングではありません。御飯は白いご飯か、茶粥のどちらかを選ぶことができます。

 

 

昨日がハードスケジュールだったので、今日はゆっくりして、早めに宿に入る予定です。

 

 

宿をチェックアウトし、まずは佐世保に向かいます。

山暖簾はかなり山深い場所にあるのですが、佐世保、伊万里には車で30分程度で、結構観光には便利な場所にあります。

 

 

佐世保駅近くの駐車場に車を停め、佐世保駅に向かいます。

今日も非常に暑いです。今までの日に比べて、湿度が高く、ねっとりした感じです。

 

佐世保に寄ったのは土産物を買うためですが、佐世保自体はあまり観光地ではないようで、土産物を扱う大きい店はありませんでした。

ここで購入したのは、佐世保の銘菓、ぽると、の小型版、まごコロぽると。

 

そして、これはどこでも買えますが、じゃがほっこり。

 

 

 

 

ところで、佐世保駅は昨日一日付き合った松浦鉄道の始発駅です。

 

今回の旅行で松浦鉄道を見るのはこれが最後になります。

 

 

一方、佐世保駅はJRでは最西端の駅になります。

 

 

 

佐世保駅は、すぐ裏が港になっています。

 

 

停泊していたのは銀河丸、実習船です。

 

 

ちょうどこの日と翌日は総員上陸(休日)ということで、佐世保駅のキャッシュディスペンサーにはセーラー服の実習生が並んでいました。いかにも佐世保という感じです。

 

 

佐世保の駅前には、立派な教会があります。三浦町教会。

 

 

佐世保は海軍の町、このような風景も見られます。

 

 

 

                         <その2に続く>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年8月18日 佐賀、長崎旅行 2日目その6(天空の宿 山暖簾 夕食)

2016年09月02日 20時35分46秒 | 旅行

「天空の宿 山暖簾」の夕食は3種類、今回はもっとも料金の高い「山暖簾会席」で予約してあります。

 

 

レストランに向かう前、展望テラスへ。夏の西日本は日が長いです。19時でもまだこの明るさです。

 

 

 

 

レストランは落ち着いた雰囲気ですが、照明が暗めです。

 

 

 

前菜。盛り方がきれいです。からし蓮根ではなく、明太蓮根です。

 

造り、三種盛り。ハマチと鯛とヤリイカ。この刺身もかなりおいしいです。

 

 

今回は古伊万里酒造の前(さき)という日本酒です。あまり佐賀の日本酒はなじみがないですが、確実にレベルは高いです。

 

 

凌ぎ。飯蒸し(鰻、湯葉)玉締め。

山暖簾の料理、かなり独創的です。これは、茶わん蒸しの中にご飯が入っている、という説明で分かるでしょうか。しかも味付けが素晴らしい。上にかかっているあんが絶妙です。

過去の経験によると、あん、ジュレの味付けが良い宿にはずれはありません。

 

 

 

 焼き物。夏の魚のオイル焼 茄子味噌。

これもなかなか独創的な料理です。オイル焼≒揚げ物ですが。味噌はほんのり茄子の風味です。

場所がら、器もなかなか素晴らしいです。

 

 

 

 

冷し鉢。冬瓜寄せ トマトジュレ

涼しげなガラスの器で出てきます。

 

冬瓜の中は鱧、ジュレはあえて赤の色素を抜いているのでしょう、しっかりトマトの味です。やはりジュレの味付けは抜群です。

 

 

強肴。長崎牛しゃぶしゃぶ。

 

 

だし汁にくぐらせ

 

胡麻ポン酢で。

 

 

これでおなかいっぱいです。

 

御飯は世知原米、汁物は魚のアラが入っていますが、上品な味です。

 

お茶は世知原茶、その他の食材も地元産にこだわっているとのことです。

 

 

ここの料理の極めつけはデザート、杏仁豆腐です。

中央の餡は塩味が効いていてさっぱり感を引きたてます。

そして、上にかかるジュレ、わずかに酸味のある絶妙の味付けで、全体を一つにまとめています。このデザートは絶品です。

 

 

山暖簾、公共の宿と侮ってはいけません。食事、部屋、スタッフの対応等、民営でちょっとした評判の良い宿のレベルを超えています。素晴らしい宿です。

まあ、従業員の人数も多めで、地元振興の使命もありそうなので、経営面で一概に民間との比較はできないのでしょうが、宿泊する側としてはうれしい限りです。

 

 

 

夕食の後、展望テラスで撮影した画像です。

標高が高い分、夜の風は涼しくて心地よいです。

 

この日は満月で、星はあまりよく見えません。

 

 

 

 

                      <3日目に続く>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年8月18日 佐賀、長崎旅行 2日目その5(天空の宿 山暖簾)

2016年09月01日 20時28分06秒 | 旅行

田平教会を後に、本日の宿に向かいます。

 

国道204号線を松浦鉄道に沿って南下します。この区間も道路沿いの欄干のない鉄橋等、絶好の撮影スポットがいくつもあります。

 

吉井で国道と松浦鉄道から別れ、世知原に向かいます。

 

かつて、吉井と世知原の間には国鉄世知原線がありました。世知原の炭鉱の石炭を輸送する目的で敷設された鉄道で、炭鉱が閉山するとその役目を終え、1971年に廃止されています。

その線路跡はサイクリング路となり、県道沿いにほぼ全線にわたり残されています。

 

 

 

 世知原の町に入りました。世知原は現在では合併により佐世保市となっています。

世知原の町のほぼ中央、この公園が世知原駅跡です。C11の動輪がその目印です。

 

 かつて世知原線があったことの証です。

 

 

動輪には門鉄管理局長のプレートが。

 

 

世知原線は45年前に廃止された路線ですが、かなりその痕跡が残されています。 

 

 

 

 

さて、本日の宿は世知原から山のほうに少し進んだところにあります。

 

 

 「天空の宿 山暖簾」。旧世知原町が2004年にオープンした、公共の宿です。

 

 緩やかなカーブを描く建物、コンクリート打ちっぱなしの内装、大きなガラスのデザインは故・黒川紀章氏の手によるものです。

 

建物は余裕があり、デザイン優先ではなく実用性も充分です。しかし、いくら建設費がかかったのか、余計なことが気になってしまいます。

当時人口4000人程度の旧世知原町がよくこんな建物を建てたな、と思います。

 

 

 

玄関を入ると、ロビーの向こうに広いウッドデッキが設けられています。

 

 

 

デッキからは世知原の自然、棚田、名産の茶畑が一望できます。

ここでは蝉の声は下から聞こえます。

 

 

 

ロビーがあるのが二階、客室は一階にあります。レストラン、温泉、売店等のパブリックスペース、日帰り客が利用する施設はすべて二階にあり、一階は宿泊客専用となっています。

部屋数は20室で、それほど大きい規模ではありません。

 

 

一階のロビーの下には宿泊客専用のパブリックスペースがあります。

 

客室の廊下も高級ホテルのような印象です。

 

 

今回の部屋は禁煙の和室です。木を多用したシンプルな室内は広縁、洗面スペース等が広く取られており、メンテナンスもしっかりしていて快適です。

 

 

窓の外は緑一色。窓の外はテラス風になっていますが、外に出ることはできません。

 

洗面所は広くて使いやすいです。横の扉は浴室ではなくシャワーブースです。

 

 

 

広縁には化粧台が設けられています。

 

 

さて、今回はじゃらんnetから予約しており、貸切風呂1時間付のプランで予約しています。

山暖簾は、公共の宿の宿命で日帰り温泉を21時30分まで営業しています。この場合、宿泊客のチェックイン後の入浴時間と日帰り客のピークの時間が重なるため、温泉がかなり混雑することが予想されます。

なので、チェックイン後、夕食までの時間に貸切風呂の予約をしておきました。 

 

実際、大浴場の混雑具合はわかりませんが、かなり多くの日帰り客がいたので、宿泊の人は貸切風呂を予約することをおすすめします。

貸切風呂は2160円かかりますが、宿泊客は事前予約が可能です。

 

貸切風呂は2個あり、かなり広いです。小さいながら露天風呂もあり、4人までなら余裕で入れるでしょう。

わずかにぬるぬる感のある癖のない温泉です。これも公共の宿の宿命で消毒臭があるのが残念ですが、良いお湯です。

源泉温度は37.4度とのことですが、浴槽のお湯はかなり熱めです。これは大浴場の浴槽も同じでした。

 

浴場の出口に湯上り茶屋という飲食施設があり、風呂上がりに世知原茶のアイスクリームで一息つき、夕食に向かいます。

                    

 

 

                           <その6に続く>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする