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2016年8月18日 佐賀、長崎旅行 2日目その5(天空の宿 山暖簾)

2016年09月01日 20時28分06秒 | 旅行

田平教会を後に、本日の宿に向かいます。

 

国道204号線を松浦鉄道に沿って南下します。この区間も道路沿いの欄干のない鉄橋等、絶好の撮影スポットがいくつもあります。

 

吉井で国道と松浦鉄道から別れ、世知原に向かいます。

 

かつて、吉井と世知原の間には国鉄世知原線がありました。世知原の炭鉱の石炭を輸送する目的で敷設された鉄道で、炭鉱が閉山するとその役目を終え、1971年に廃止されています。

その線路跡はサイクリング路となり、県道沿いにほぼ全線にわたり残されています。

 

 

 

 世知原の町に入りました。世知原は現在では合併により佐世保市となっています。

世知原の町のほぼ中央、この公園が世知原駅跡です。C11の動輪がその目印です。

 

 かつて世知原線があったことの証です。

 

 

動輪には門鉄管理局長のプレートが。

 

 

世知原線は45年前に廃止された路線ですが、かなりその痕跡が残されています。 

 

 

 

 

さて、本日の宿は世知原から山のほうに少し進んだところにあります。

 

 

 「天空の宿 山暖簾」。旧世知原町が2004年にオープンした、公共の宿です。

 

 緩やかなカーブを描く建物、コンクリート打ちっぱなしの内装、大きなガラスのデザインは故・黒川紀章氏の手によるものです。

 

建物は余裕があり、デザイン優先ではなく実用性も充分です。しかし、いくら建設費がかかったのか、余計なことが気になってしまいます。

当時人口4000人程度の旧世知原町がよくこんな建物を建てたな、と思います。

 

 

 

玄関を入ると、ロビーの向こうに広いウッドデッキが設けられています。

 

 

 

デッキからは世知原の自然、棚田、名産の茶畑が一望できます。

ここでは蝉の声は下から聞こえます。

 

 

 

ロビーがあるのが二階、客室は一階にあります。レストラン、温泉、売店等のパブリックスペース、日帰り客が利用する施設はすべて二階にあり、一階は宿泊客専用となっています。

部屋数は20室で、それほど大きい規模ではありません。

 

 

一階のロビーの下には宿泊客専用のパブリックスペースがあります。

 

客室の廊下も高級ホテルのような印象です。

 

 

今回の部屋は禁煙の和室です。木を多用したシンプルな室内は広縁、洗面スペース等が広く取られており、メンテナンスもしっかりしていて快適です。

 

 

窓の外は緑一色。窓の外はテラス風になっていますが、外に出ることはできません。

 

洗面所は広くて使いやすいです。横の扉は浴室ではなくシャワーブースです。

 

 

 

広縁には化粧台が設けられています。

 

 

さて、今回はじゃらんnetから予約しており、貸切風呂1時間付のプランで予約しています。

山暖簾は、公共の宿の宿命で日帰り温泉を21時30分まで営業しています。この場合、宿泊客のチェックイン後の入浴時間と日帰り客のピークの時間が重なるため、温泉がかなり混雑することが予想されます。

なので、チェックイン後、夕食までの時間に貸切風呂の予約をしておきました。 

 

実際、大浴場の混雑具合はわかりませんが、かなり多くの日帰り客がいたので、宿泊の人は貸切風呂を予約することをおすすめします。

貸切風呂は2160円かかりますが、宿泊客は事前予約が可能です。

 

貸切風呂は2個あり、かなり広いです。小さいながら露天風呂もあり、4人までなら余裕で入れるでしょう。

わずかにぬるぬる感のある癖のない温泉です。これも公共の宿の宿命で消毒臭があるのが残念ですが、良いお湯です。

源泉温度は37.4度とのことですが、浴槽のお湯はかなり熱めです。これは大浴場の浴槽も同じでした。

 

浴場の出口に湯上り茶屋という飲食施設があり、風呂上がりに世知原茶のアイスクリームで一息つき、夕食に向かいます。

                    

 

 

                           <その6に続く>

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