二日目の朝。日の出前には晴れ間も見えました。
今日は天気が回復するかと期待しましたが、ほどなく暑い雪雲に覆われてしまいました。
「うみあかり」の朝食開場は、一階の食事処になります。
朝食にもお品書きがあります。
味は悪くないですが、ちょっと寂しい感じ。このようなツアー客の多い宿は朝が早いので、朝食はシンプルなほうが良いとは思いますが、もう1~2品あっても良いかな、という感じです。
せいろの中は焼き魚です。これは、素晴らしいアイデアだと思います。
このような宿では朝食は着替えてくる人も多く、そこで魚を焼くとせっかく着替えたにもかかわらず、朝から魚臭くなってしまいます。これは結構評判が悪いですが、せいろで蒸すことにより、魚臭くならずに温かい魚を提供できます。
「うみあかり」に宿泊した感想として、食事と温泉に関しては高い評価をあげられると思います。スタッフの対応も悪くはなく、限られた制約の中での良くしていこうとの努力も、十分ではありませんが見てとれます。
一方、建物の内装や、アメニティについては残念ながら合格とは言えません。しかし、限られた原資を特定のところに集中し、長所を伸ばすやり方はありだと思います。これで、スタッフのクオリティが上がってくると、今まで見えていなかったところに目が行くようになり、良くなっていくのではないでしょうか。
ところで、この宿では前日のうちに売店に頼んでおくと、朝、鱒寿司を受け取ることができます。
新湊の丸龍庵というところの鱒寿司です。
帰宅後に食べてみましたが、結構薄味です。
鱒寿司はたくさん種類があり、調べると、どこのものがおいしい、という記事がたくさん出てきますが、正直、どれを食べてもあまり違いがわかりません。
今日は、ツアーバスで五箇山方面に向かいます。
朝8時40分と、やや早めの時間に宿を出発します。
この日は我々も含め3組6人と参加者は少なめ、ということで、ワンボックスタイプの車でした。座席はちょっと窮屈です。
まずは10分ほどで、氷見番屋街に到着。ここで25分停車します。
ここは、「道の駅氷見」の施設の一部です。「道の駅氷見」は元は海沿いにありましたが、少し前に今の位置に移転したようです。敷地は拡大し、施設も大幅に充実して、今や氷見観光の一大拠点です。
今の時期の氷見といえば寒ブリ、6kg以上の大物だけが寒ブリとなるそうですが、こんなメーターがありました。
番屋街にはたくさんの店があり、鮮魚店もあります。当然、寒ブリも売っています。
ブリけではなく、カニ、バイガイ、イカ等も新鮮でおいしそうです。
せっかくここまで来たので、ブリを買って帰ろうと思います。かといって、一本買うわけにはいかないので、切り身を購入しました。
小さく見えますが、実際は結構大きく、この日の夜に刺身、翌日にはぶり大根とぶりしゃぶ、その翌日にはバター焼きと、十分に堪能しました。
まあ、獲れたてではないので若干臭みはありましたが、驚いたのは脂がさらさらなこと、捌いた後、手がギトギトになることはありません。
他にここで購入したもの、鰯のオリーブオイル漬け。最近はこのようなものも、各地の港町でも購入できるようになりました。
これは定番、ホタルイカの沖漬け。
いまはホタルイカのシーズンではないですが、そのうち獲れたて茹でたてのホタルイカを食べに来たいと思いました。ゴールデンウィークがホタルイカのベストシーズンです。運が良ければ蜃気楼を見ることができるかもしれません。
いつの間にか雪が強く降ってきました。
富山県の伝統行事の書かれた看板があります。
富山の伝統行事としては、風の盆が有名ですが、個人的には高岡の御車山祭をおすすめします。
毎年5月1日に開催され、高岡市内中心部を7基の山車が巡行する盛大な祭りです。この山車は豊臣秀吉から前田利家が拝領したものと伝えられているそうです。
十年以上前に一度見たことがありますが、結構間近で山車を見ることができるので、かなり面白いです。
そして、山車の通行の妨げとなるため、巡行する時間帯は万葉線の架線を外し、運休となります。
時間になったので、車に戻り、出発します。
雪の降る中、能越自動車道に乗り、五箇山へ向かいます。
<その2に続く>
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