仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




私が使っているカメラには、多重露出(多重露光)という機能があります。
一つの写真の中に、複数の画像を重ね合わせて撮影することができ、多くの写真家がその機能を使った作品を発表しています。
ただ、よほど計算された構図、素材を使わないと、単にダブって撮影された写真になってしまいます。


フィルムカメラの時代には、フィルムを送らないようにしてシャッターをチャージする機能がついているものもありましたが、巻き戻しボタンを押してスプロケットを空回りさせ、それでフィルムを送らないようにする技を使う人もありました。
ただ、一枚のフィルムに2回以上露光させるわけで、単純に撮影すると2倍の光が入り、画像は白く飛んでしまいます。このため、重ね合わす条件を考えて露出を落とす事が必要で、なかなか難しい作業でした。
もっとも、印画紙に焼き付ける際に二つ以上の画像を重ね合わすこともできますので、そちらの行程で作業することが多かったのでは無いでしょうか。


しかし、この面倒な作業もデジタルになって簡単になりました。
多重露出を選択、撮影枚数(重ね合わせの数)を設定して普通に撮影すると、カメラがその画像を適正露出に合成してくれます。結果は通常の撮影通り、それなりの画像が記録されます。
今回は1枚目が多重露出の作品です。先ず、赤いヒャクニチソウをぼかして撮影、次にカタバミの花を普通に撮っています。また、11日の「ダイヤモンドシャープナー」の作品も同様の手法で撮っています。

[Photo : Nikon D800 / TAMRON SP 180mm Macro]

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