浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

空師

2007-03-19 09:28:53 | 木の話題
空師という仕事があるそうです。
庭木を伐採する仕事です。
木こりは山の木を伐る仕事ですが、空師は街なかにある大木を伐ります。
木に登って枝をうったり幹を伐ったり、空に近いところで作業をすることから空師という名がついたそうです。
何十年、何百年と街なかで生き、街と共に生長し、街の人々に愛されて長生きし、街のシンボルになった大木を伐る…。
ある空師がこんな話をしていました。
「木には寿命があります。
寿命を迎えた木は上手に伐ってあげて、木材として第二の人生を送らせてあげたほうが木のためにもなると思います。
空師の仕事をしていると、無理やり生かされている木に出会うことがあります。
道路の邪魔になるからと、根を途中から伐られているような木は、そこから腐りが入って、幹の中が空洞になってしまう。
そんな木を見るとかわいそうで悲しくなります。」
私は空師という仕事があることを、あるNHKの番組で知りましたが、すごく魅力的で興味を覚えました。
もし私が20年前に空師の仕事を知っていたら、今頃私は空師になっていたかもしれません。(タコ社長)

≪eco-moku エコモク≫

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