浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

光合成って

2010-03-29 00:00:00 | 木の話題
光合成って、簡潔に説明できますか?
学校で習いましたよね。
木は葉に太陽光エネルギーを受けると、根から吸い上げた水と、空気中から取り込んだ二酸化炭素から有機物をつくり、大気中へ酸素を出しています。
これが光合成です。
木は二酸化炭素を吸収し、酸素を作っているのですね。
でも、その木が枯れ、腐って分解する際には、逆に大気中の酸素を吸い、二酸化炭素を吐き出してしまいます。
つまり最終的には差し引きゼロになるわけです。

育ち盛りの木は光合成が活発ですから、二酸化炭素は吸収されて炭素蓄積量が増えますが、老木は吸収量が少なくなります。
一方、木は木材になっても炭素は蓄積されています。
たとえば50年、木製家具を使っていれば、50年ずっと炭素を貯めていることになります。
つまり、木は適切な時期に伐って材にし、家具や住宅に形を変えて長く使い続けることで、二酸化炭素を貯蔵できるってわけです。

木を伐ることは環境破壊だって思われている方には、上記の説明をするとご納得いただけると思います。
ただ、老木や巨木は見ているだけで心が休まりますし、神木として祭られていることが多いので、あまり易々と伐りたくないものです。
それにしても鶴岡八幡宮の樹齢千年の大銀杏倒壊は残念なニュースでしたね。

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