鳥越祭が終わり、現在はホッと一息して日常生活に戻りました。
四年ぶりの神輿ということで、みなさんがマスクを付けずに楽しそうにされているのを見て、当たり前だと思っていたことを当たり前に出来る有難さに感動しました。
各町会が工夫をして、例年よりも担ぎ手を減らして臨んだのは事実で、四年ぶりとは言え大きなトラブルもなく、うまくいったのではないかと思います。
ですが、それでも多少の揉め事や喧嘩はあったようです。
一部のメディアにも取り上げられていました。
一人に対して集団で殴る蹴るの暴行をはたらき、止めに入った警官にも乱暴する様子が動画で拡散されています。
コメンテーターが、「お祭りって興奮状態になり、社会への不満を発散させて安定させる要素がある。でも今の時代は乱闘しちゃダメだ。もしまたこういうことになると、もう全部中止ってなってしまいます。」というようなことを言っていました。
確かに乱闘はよくないですね。
ただ、世の中、ハレとケがあり、非日常と日常がセットでうまく回っています。
世界中どこでも祭りがあるので、ハレは絶対に必要なものです。
「はい、来年から中止ね。」とは易々と言えません。
まだ法律ができるずっと昔から、自律しながら人々は生活してきました。
法律を守るよりも前に、道徳心と親切心によって自律してきたわけです。
警察という組織ができる前からです。
日常生活でも、祭りでも、力自慢の鳶の方々や、地元のやくざの方々の力を借りてきた場面がありました。
祭りでは尚更、重い神輿を町内の人々だけでは担げないので、彼らの力が必要なのです。
共存共栄です。
そういった歴史の上でのお祭りなのです。
乱闘騒ぎは力自慢の人たちの、力自慢プレイなだけなので、大騒ぎする必要はありません。