現在、馬搬をやっているところがあるとは…。
馬搬とは、林業で切り倒した木を馬で山から運び出すことです。
現在は効率的な機械化が進んで、廃れつつある伝統的な方法です。
機械化は日本林業の大きな課題で、急峻な山が多く、また持ち主が細分化されている日本ではなかなか浸透せず、林業従事者が高齢化し、減り、価格競争力が低下しています。
そんな中、時代に逆行しているかのような馬搬に取り組んでいるというドキュメンタリー映画がありました。
馬搬は小回りが利き、小規模な現場では効率が良いこともあるそうです。
ただ、このドキュメンタリーで紹介されている男性は40歳。
小学生のお子さんが二人いるそうです。
生き物や環境を大切に生きることは共感します。
ただ、家族を養っていき続けることができるのか…。
心配でもあります。
同じ「木」を生業にしている仲間として…
スピードや効率や消費で成り立つ現代社会に生きにくさを感じつつも、その社会で生きることを選択している自分を振り返ってみつつ、選挙を迎えます。