たまには昔を振り返ってみます。
私がまだ19歳のころから、バイトして貯めたお金で海外へ一人旅に行くのが好きになりました。
バックパッカーってやつですね。
香港には何度も行きました。
まだイギリス領だった頃です。
定宿にしていたのが写真のドミトリー(集団部屋)です。
重慶マンションという、安宿がひしめき合う巨大迷路のようなビルの中にありました。
この部屋はご覧のようにセキュリティーなんてものはないので、パスポートとお金は常にシークレット腹巻の中。
共同のシャワー室にも持って行かなければなりません。
面倒くさいですが、慣れればなんてことはありません。
それよりもその部屋で知り合うバックパッカーから、いろんな国のいろんな情報を仕入れられるのが貴重でした。
インターネットがない時代でしたから。
それがかえって自由だった気がします。
あれから香港は大分状況が変わってしまいましたね。
私も大分変わってしまいましたが…。