浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

榎本武揚に、唸る!

2018-08-20 00:00:00 | 木の話題

榎本武揚って、江戸から明治に変わる期間に活躍した政治家ですが、今一つメジャーではありません。
なんでだろう?
旧幕府側の人間だったからかな?
一緒に戦った新選組の土方歳三は人気なのに…。
いずれにしろ、やっていることはすごくかっこいい。

当時、明治維新を推進した薩長土肥の横行に不満を持っていた民衆や武士が相当数いたようで、その人たちを集めて北海道に蝦夷共和国をつくっちゃいました。
そして民主的に選挙で総裁になったのが榎本武揚です。
軍艦が一艘、嵐で座礁していなければ、北海道の、いや日本の歴史が変わっていたかもしれません。

早速行ってきました函館。
さ~かまく波を乗り越えて~。

五稜郭。
箱館戦争で奉行所は壊れてしまいましたが、なんと最近の2010年に一部が復元されました。
一部と言っても結構大きいです。
そして素晴らしい。
材料は当時のものを結構忠実に同じものを使っているそうです。
流石は北海道だけあって、桧ではなく青森ヒバ。
天井は秋田杉。



ケヤキに漆がキレイに塗られています。



梁は松です。



何時間でも空気を吸って、当時の雰囲気を少しでも味わっていたかったです。
その榎本武揚、実は私の地元台東区の浅草橋出身だったそうです。
さらに好きになりました!

コメント
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