浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

代々継ぐポイントとは

2017-05-15 00:00:00 | 日常の話

うちの会社は明治三十八年に創業しました。

今年で112年で、私で四代目です。

特に代々伝わる社訓や家訓はありません。

なぜ、そんな会社が長く続いているのか、ちょこっと分析してみました。

 

初代が39歳の時に関東大震災で社屋が倒壊。

初代が49歳の時に他界し、二代目が跡を継いだのは21歳の時。

そして二代目が34歳の時に東京大空襲で社屋全焼。

二代目の相続対策でビルを建築途中、二代目が急死。

三代目は大きな借金を抱えることになります。

三代目が闘病中に入社し、四代目になったのが私。

社内最年少で一番経験の浅い30歳の時。

個人負債〇〇億、会社負債〇〇億を抱えました。

 

このように見てみると、順風満帆に続いたわけではありませんでした。

各代が潰れそうな危機を乗り越えています。

特に代替わりの時に危機があります。

私は最近、これは良いことなのではないかと思えてきました。

続いてこられたのは、逆に安泰ではなかったからなのではないでしょうか。
 

ということは、私が五代目にバトンタッチする時も…!?

コメント
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